多くのゴールドカードには空港ラウンジを無料で使える特典が付帯しています。
ただ、どんなラウンジを使えるかカードによって異なる場合も。
そこでこの記事では、ゴールドカードで使える空港ラウンジとおすすめのクレジットカードを比較してみました。
同伴者や家族の料金まで解説しているので、空港ラウンジ用にゴールドカードを検討している人は必見ですよ!
気になるトピックをタップ!
ゴールドカードの空港ラウンジ特典ってなに?
まずはゴールドカードの空港ラウンジ特典の概要を見ていきましょう。
ゴールドカードで使える空港ラウンジ=カードラウンジ
そもそも空港ラウンジには2種類あります。
- カードラウンジ:ゴールドカード保有者向け
- 航空会社のラウンジ:ビジネスクラス、ファーストクラス、上級会員向け
ゴールドカード保有者が使えるのは、空港ラウンジ会社とクレジットカード会社が提携して運営する「カードラウンジ」。
有名どころでいうと、JALサクララウンジなどの航空会社のラウンジはゴールドカード所有者でも利用できないです。
サービスはかなり簡易的
ゴールドカードで使えるカードラウンジは、航空会社のラウンジと比較するとかなり簡易的。
サービス面は正直そこまでで、ソフトドリンクやコーヒーは無料ですが、アルコール類や食事、シャワーは有料。
カードラウンジ | 航空系ラウンジ | |
---|---|---|
場所 | 保安検査場の外 | 保安検査場の中 |
混雑具合 | かなり混雑 | 空いている |
ドリンク | 無料 | 無料 |
アルコール | 有料 | 無料 |
軽食 | なし (あっても有料) | ビュッフェ形式 (無料) |
シャワー | なし | あり |
内装もかなり質素で、利用者数も多く混雑しているイメージが強いので、“超快適”ということはないです。
場所も保安検査場の外なので、フライトギリギリまでゆっくりできるわけでもないですが、空港に早く着きすぎた時には便利ですよ!
カードラウンジは国内主要空港がメイン
カードラウンジは国内の空港がメイン。
ゴールドカードによって多少異なりますが、だいたいはこんな感じです。
空港 | ラウンジ | |
---|---|---|
北海道 | 新千歳空港 | ・スーパーラウンジ ・ロイヤルラウンジ |
函館空港 | ・国内線ビジネスラウンジ | |
東北 | 青森空港 | ・エアポートラウンジ |
秋田空港 | ・ラウンジロイヤルスカイ | |
仙台国際空港 | ・ビジネスラウンジ | |
北陸 | 新潟空港 | ・エアリウムラウンジ |
富山空港 | ・らいちょう | |
小松空港 | ・スカイラウンジ白山 | |
中部 | 中部国際空港セントレア | ・プレミアムラウンジセントレア ・第2プレミアムラウンジ セントレア |
富士山静岡空港 | ・YOUR LOUNGE | |
関東 | 成田空港 | 第1旅客ターミナル ・IASS EXECUTIVE LOUNGE 1 」 ・ビジネス&トラベルサポートセンター(TEIラウンジ) 第2旅客ターミナル ・IASS EXECUTIVE LOUNGE 2 ・TEIラウンジ |
羽田空港 (国内線ターミナル) | 第1旅客ターミナル ・エアポートラウンジ(中央) ・POWER LOUNGE NORTH ・POWER LOUNGE SOUTH 第2旅客ターミナル ・エアポートラウンジ(南) ・エアポートラウンジ(北) ・POWER LOUNGE NORTH | |
近畿 | 関西国際空港 | ・比叡(ひえい) ・六甲 ・アネックス六甲 ・金剛 ・KIXエアポートラウンジ |
伊丹空港 | ・ラウンジオーサカ | |
神戸空港 | ・ラウンジ神戸 | |
中国 | 岡山空港 | ・ラウンジ マスカット |
広島空港 | ・ビジネスラウンジ「もみじ」 | |
米子鬼太郎空港 | ・ラウンジDAISEN | |
山口宇部空港 | ・ ラウンジきらら | |
四国 | 高松空港 | ・ラウンジ讃岐(さぬき) |
松山空港 | ・ビジネスラウンジ | |
徳島阿波おどり空港 | ・ヴォルティス | |
九州 | 福岡空港 | ・くつろぎのラウンジTIME ・ラウンジTIMEインターナショナル |
北九州空港 | ・ラウンジひまわり | |
大分空港 | ・ラウンジくにさき | |
長崎空港 | ・ビジネスラウンジ「アザレア」 | |
阿蘇くまもと空港 | ・ラウンジ・ASO | |
鹿児島空港 | ・スカイラウンジ菜の花 | |
沖縄 | 那覇空港 | ・ラウンジ華(hana) |
基本的に海外の空港ラウンジは使えない
カードによってはハワイや韓国の空港ラウンジを使えることもありますが、基本的に海外の空港ラウンジは使えません。
空港 | ラウンジ | |
---|---|---|
ハワイ | ダニエル・K・イノウエ国際空港 | 国際線ターミナル ・IASS HAWAII LOUNGE |
韓国 | 仁川空港 | 国際線ターミナル ・IASS INCHEON LOUNGE EAST・WEST |
海外では航空系のラウンジしかなく、ビジネスクラスやファーストクラスにのるか、航空会社の上級会員になる必要があります。
しかし、ゴールドカードの中には海外の空港ラウンジを使えるものもあるので、海外旅行や出張が多い人は検討してみましょう。(くわしくは「海外空港ラウンジが無料のゴールドカード5選」で後述)
空港ラウンジの使い方
空港ラウンジの使い方は至ってシンプル。
ゴールドカード本体と当日航空券もしくは半券をラウンジの受付で提示するだけです。
Apple Payに登録していて普段カードを持ち歩かない人も、ラウンジを使うときだけは持ち歩くようにしましょう。
また、カードによって利用できる空港ラウンジの数にも大きな違いがあるので、恥をかかないためにも事前によく確認しておきましょう。
逆に、アメリカン・エキスプレス®・カードのように一般カードに分類されるカードでも、空港ラウンジサービスが付帯していることもあります。
【注意】同伴者は基本的に有料(家族は無料・子供は割引あり)
空港ラウンジの利用料金が無料になるのは、ゴールドカード所有者本人のみ。
同伴者は友達や家族、子供でさえも有料なことには注意が必要です。
ただし、家族の場合は家族カードがあれば無料、子供は年齢によって半額などの割引があります。
- 家族→家族カードで無料に
- 子供→年齢に応じて割引きあり
アメリカン・エキスプレス®・カード
奥さん(旦那さん)が家族カードを所有していれば、家族4人分無料にできるので、家族旅行で重宝しそうです。
- 夫:本カードで本人と同伴者1名無料
- 妻:家族カードで本人と同伴者1名無料
空港ラウンジ特典付帯のゴールドカード一覧
年会費(税込) | 空港ラウンジ | |
---|---|---|
![]() | 無料 | 国内主要19空港 ホノルル・仁川 |
![]() | 無料 | 国内主要6空港 |
![]() | 2,200円 | 国内主要29空港 ホノルル・仁川 |
![]() | 初年度:無料 2年目以降:2,095円 | 国内主要7空港 ホノルル |
![]() | 11,000円 | 国内主要31空港 ホノルル |
![]() | 11,000円 | 国内主要31空港 ホノルル |
![]() | 11,000円 | 国内主要31空港 ホノルル |
![]() | 20,900円 | 国内主要31空港 ホノルル |
![]() | 11,000円 | 国内主要31空港 ホノルル |
![]() | 11,000円 | 国内主要29空港 ホノルル |
![]() | 31,900円 | 国内主要28空港 ホノルル |
![]() | 11,000円 | 国内主要34空港 ホノルル |
![]() | 28,600円 | 国内主要28空港 ホノルル |
![]() | 24,200円 | 国内外1,000ヵ所以上 |
年会費無料・格安で空港ラウンジが使えるゴールドカード4選
年会費が無料or格安のゴールドカードの中にも、空港ラウンジ特典のものがいくつかあります。
年会費(税込) | 空港ラウンジ | |
---|---|---|
![]() | 無料 | 国内主要19空港 ホノルル・仁川 |
![]() | 無料 | 国内主要6空港 |
![]() | 2,200円 | 国内主要29空港 ホノルル・仁川 |
![]() | 初年度:無料 2年目以降:2,095円 | 国内主要7空港 ホノルル |
ゴールドカードに年会費1万円も払うのはな…という人なんかは、ひとまずはこれらのゴールドカードでも十分かもしれません。
それぞれについて見ていきましょう。
1.エポスゴールドカード(年会費:無料)
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
5,000円 | 5,000円 | 0.50~1.50% |
- 年会費無料でゴールドカードを持ちたい
- 旅行や出張の機会が多い
- マルイ・モディによく行く
- メリット
- デメリット
- ポイントの有効期限がなくなる(通常2年)
- 豊富な種類からポイント3倍の店舗を3つ決められる
- 年間利用額に応じてボーナスポイント(実質還元率は最大1.5%)
- 全国10,000店舗以上でポイントアップや割引
- 海外旅行保険が自動付帯
- 国内主要空港ラウンジが無料
- Apple PayやGoogle Pay、楽天ペイも利用可
- 通常ポイント還元率は0.5%と高くない
- 年会費5,000円(年50万以上使えば以降ずっと無料/またはエポスカードからの招待なら無料)
- 家族カードは発行不可(家族に紹介して年会費無料でゴールド発行は可)
- 国内旅行保険は付帯されない
- ANA、JAL両マイルに交換できるがレートは低め(約50%)
エポスカードからのインビテーションで発行すれば、年会費5,000円(税込)→無料のエポスゴールドカード。
国内空港ラウンジ | 主要19空港 |
---|---|
海外空港ラウンジ | ホノルル・仁川 |
同伴者 | 有料 |
家族カード会員 | 無料 |
国内主要19空港+ホノルル・仁川
国内主要19空港に加えホノルル・仁川のラウンジが無料で利用可能と、年会費無料とは思えないほど守備範囲が広いですね。(くわしくは、「エポスゴールドで利用可能な空港ラウンジ」)
同伴者は有料ですが、「エポスファミリーゴールド(家族カードのようなもの)」を持っていれば、家族も無料で使えますよ!
しかし、所有者が二親等以内の家族にゴールドカードを紹介できるサービスがあり、それが「エポスファミリーゴールド」です。

もちろん年会費無料で、空港ラウンジ・海外旅行保険も付帯しているので、発行しておいて損はないでしょう。
2.イオンゴールドカード(年会費:無料)
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 0.50~2.50% |
- 年会費無料でゴールドカードを持ちたい
- イオンをよく利用する
- WAONを使いたい
- 旅行や出張の機会が多い
- メリット
- デメリット
- イオン系列店舗でポイント2倍や5%OFFなど非常にオトク
- 年会費無料ながら旅行保険がしっかり付帯
- 国内空港ラウンジや全国のイオンラウンジを利用可
- Apple Payや楽天ペイも利用可
- 家族カード、ETCカードを年会費無料で発行可
- イオンカードセレクト等で利用実績が必要(招待限定)
- 招待時のデザインから変更不可(例:ディズニー→ディズニーのみ)
- ミニオンズデザインはゴールド招待されない
- 通常ポイント還元率は0.5%と高くない
- nanacoやEdyにはチャージ不可
イオンカード利用者にインビテーションが届く、年会費無料のイオンゴールドカード。
国内空港ラウンジ | 主要6空港 |
---|---|
海外空港ラウンジ | × |
同伴者 | 有料 |
家族カード会員 | 無料 |
以前は羽田空港のラウンジにしか対応していませんでしたが、2019年4月1日に大幅追加されました。
2019年より国内6空港に対応
新たに、成田・新千歳・伊丹・福岡・那覇の5空港が追加され、全6空港対応になりました。
(くわしくは、「イオンゴールドカードで利用可能な空港ラウンジ」)
それでもなお、エポスゴールドカードと比較すると少なめですが、家族カード会員も無料で使えるので持っておいて損はないでしょう。
ソフトドリンクやコーヒー、お菓子などが無料で、買い物の合間にちょっとした休憩ができそうです。
同伴者3名までOKなので、子供連れの方も重宝しそうです。(くわしくは「イオンラウンジ店舗一覧」をご覧ください。)
3.楽天ゴールドカード(年会費:2,200円(税込))
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
2,000円 | 2,000円 | 1.00~5.00% |
- 年会費を抑えて、ゴールドカードが欲しい
- 楽天市場をよく利用する
- 旅行や出張の機会が多い
- メリット
- デメリット
- 楽天市場などで5.0%という驚異的なポイント還元率になる
- 国内の主要空港、ハワイ&韓国の空港ラウンジを無料で利用できる
- ETCカードの年会費が無料になる
- 年会費の割に海外旅行保険の補償額が大きい
- Edy搭載、Apple Pay利用可とキャッシュレスにも◎
- ANAマイルを貯めるのにも適している
- ポイントは楽天市場や楽天ペイで使えるので、交換できるアイテムは実質無限大
- 年会費が税別2,000円かかる
- ゴールドカードの中では比較的ステータスは低め
- 券面がややピンクゴールド寄りなので人を選ぶデザイン
- 家族カードの年会費が楽天プレミアムカードと同じ
- Edyより絶対にnanaco!という人には向かない
楽天カードのワンランク上で、年会費2,200円(税込)と格安の楽天ゴールドカード。
国内空港ラウンジ | 主要29空港 |
---|---|
海外空港ラウンジ | ホノルル・仁川 |
同伴者 | 有料 |
家族カード会員 | 無料 |
国内主要29空港に対応(ただし年2回まで)
国内主要29空港のラウンジが無料と、さすがの守備範囲ですが、2018年の改悪で回数に制限が。(くわしくは、「楽天ゴールドカードで利用可能な空港ラウンジ」)
- 〜2018年8月31日:回数制限なし
- 2018年9月1日〜:年2回無料
その代わりと言ってはなんですが、2018年9月1日よりニューヨーク・ホノルル・パリ・ミラノ・上海など世界38拠点に楽天トラベルデスクがオープン。
観光案内や、レストラン・ツアーの予約、パスポート紛失時のサポートを行ってくれるので、海外初心者にはありがたいサービスですね。
ただしこれは楽天ゴールドカード会員だけではなく、通常の楽天カードでもOK。
どちらのカードを使うべきかは、楽天市場での利用額で決めるといいですよ。
4.MUFGカード ゴールド(年会費:初年度無料、2年目以降2,095円(税込))
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 2,095円 | 0.47~0.50% |
- 年会費格安のゴールドカードが欲しい
- 急ぎでカードが欲しい
- 三菱東京UFJ銀行を使っている
- メリット
- デメリット
- 年会費が安いゴールドカード(しかも初年度無料)
- 国内数カ所の空港ラウンジを無料で利用可
- 海外旅行保険が自動付帯、国内旅行保険は利用付帯
- 三菱UFJ銀行のATM手数料が優遇
- 年間利用額に応じてボーナスポイントも
- 中国ではマストな銀聯カード発行可
- 国際ブランドを3種類から選べる
- Apple Pay等も利用可
- 基本ポイント還元率は約0.5%と高くない
- ポイントの交換先は豊富だがレートは低め
- 家族カードは年会費あり(一枚目&初年度無料)
- ステータスはあまり高くない
三菱UFJ系で年会費初年度無料、2年目以降も2,095円(税込)と格安のMUFGカード ゴールド。
国内空港ラウンジ | 主要7空港 |
---|---|
海外空港ラウンジ | ホノルル |
同伴者 | 有料 |
家族カード会員 | 無料 |
国内主要7空港と少なめ
無料で使える国内空港ラウンジはかなり少なく、成田国際/羽田/関西国際/中部国際/新千歳/福岡の7空港のみです。(くわしくは、「MUFGカード ゴールドで利用可能な空港ラウンジ」)
空港ラウンジ特典に関しては、楽天ゴールドカードやエポスゴールドカードには遠く及びませんが、最高2,000万円の海外旅行保険が自動付帯しているので、「お守りカード」としては重宝しそうです。

海外空港ラウンジが無料のおすすめゴールドカード5選
ゴールドカードにも航空会社の空港ラウンジを無料で利用できるものがいくつかあります。
年会費(税込) | 空港ラウンジ | |
---|---|---|
![]() | 11,000円 | 国内主要29空港 海外1,200カ所以上 |
![]() | 31,900円 | 国内主要28空港 海外1,200カ所以上 |
![]() | 11,000円 | 国内主要34空港 海外1,200カ所以上 |
![]() | 28,600円 | 国内主要28空港 海外600カ所以上 |
![]() | 24,200円 | 国内外1,000ヵ所以上 |
どれも空港ラウンジ特典のみならず海外旅行保険や、その他のラグジュアリーな特典が充実しているので注目ですよ。
1.楽天プレミアムカード(プライオリティ・パス)
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
11,000円 | 11,000円 | 1.00~5.00% |
- 楽天市場をよく利用する
- 世界中の空港ラウンジを使いたい
- コスパの良いゴールドカードが欲しい
- メリット
- デメリット
- 楽天市場等で5.0%以上の驚異的なポイント還元率
- プライオリティパスが付帯するカードでは年会費最安
- 国内の主要空港ラウンジももちろん無料
- 家族カードの年会費が格安で非常にオトク
- Edy搭載、Apple Pay利用可とキャッシュレスにも◎
- ANAマイルを貯めるのにも適している
- 国際ブランドを4種類から選べる
- 楽天ブラックカードのインビテーションが届く
- 年会費が税別10,000円かかる
- 特典が豪華な割にステータスはそれほど高くない
- Edyより絶対にnanaco!という人には向かない
- 楽天ブラックカードはかなりハードルが高い
楽天ゴールドカードよりもさらに上位の楽天プレミアムカード。
国内主要空港はもちろん、世界中の高級空港ラウンジが使い放題の「プライオリティーパス」が付いてきます。(別途で申し込みが必要)
国内空港ラウンジ | 主要29空港 |
---|---|
海外空港ラウンジ | 1,200か所以上(プライオリティ・パス) |
同伴者 | 有料 |
家族カード会員 | 無料(プライオリティ・パスは発行不可) |
プライオリティ・パス年会費無料(利用も無料)
プレステージ会員になるには、普通は$429の年会費がかかりますが、楽天プレミアムカードでは完全に無料。(くわしくは「楽天プレミアムカードのプライオリティ・パス」)

利用回数にも制限がなく、年会費1万円が格安に錯覚するほどコスパ抜群です。
- プライオリティ・パス年会費:無料(家族会員は発行不可)
- ラウンジ利用料金:無料
ただし、家族カードではプライオリティ・パスは発行不可で、別途30ドルの料金がかかることにはご注意を。
2.アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード(プライオリティ・パス)
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
31,900円 | 31,900円 | 0.33~1.00% |
- ステータスが高いカードが欲しい
- anaマイルを貯めたい
- 世界中の空港ラウンジを使いたい
- 高級レストランをお得に使いたい
- メリット
- デメリット
- 格式高いステータスカード
- メンバーシップリワードプラス加入でANAマイル還元率が1.0%の高還元率に
- プライオリティパス付帯(制限あり)
- 海外でも24時間日本語サポート
- 最大1億円の旅行保険(国内5,000万)
- 高級レストランでの優待(1名分が無料になる等も)
- 家族カードが一枚目無料で超お得
- Apple Payも利用可
- 年会費が高め(使いこなせば安い)
- 届くまでそれなりに時間がかかる
- 通常ポイント還元率は0.33~0.50%と高くない
- 有名なので良くも悪くも目立つ
- 番号が15桁なので慣れないと通販等で少し使いにくい
バブル期にはセレブの象徴的な共通認識もあり、現在でも代表的なステータスゴールドの一角、アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード。
国内主要空港は同伴者も無料で、さらにプライオリティ・パスを年会費無料で所有できます。
国内空港ラウンジ | 主要28空港 |
---|---|
海外空港ラウンジ | 1,200か所以上(プライオリティ・パス) |
同伴者 | 1名まで無料 |
家族カード会員 | 無料(プライオリティ・パス発行可能) |
プライオリティ・パス年会費無料(ただし年2回まで)
ただしアメックスゴールドの場合は、プライオリティ・パスに回数制限があり、ラウンジを無料で利用できるのは2回まで。
3回目以降は毎回$32の利用料金が発生します…。
- プライオリティ・パス年会費:無料(家族会員も無料)
- ラウンジ利用料金:年2回まで無料(以降$30)
しかし、家族カード会員もプライオリティ・パスを年会費無料で持てるので、家族旅行がメインなら楽天プレミアムカードよりもおすすめです。
3.セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード(プライオリティ・パス)
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 11,000円 | 0.75~1.00% |
- JALマイルを貯めたい
- 有効期限なくポイントを貯めたい
- 旅行や出張の機会が多い
- メリット
- デメリット
- 初年度は年会費無料で持てるゴールドカード
- JALマイルを貯めるカードとしても優秀
- 国内の主要空港ラウンジを無料で発行可
- プライオリティパス入会優待もあり
- 旅行系、生活全般の豪華なサービスが充実
- 海外での利用は還元率が2倍
- 有効期限がない永久不滅ポイントが貯まる
- 使える電子マネーが豊富、Apple Payも利用可
- 通常ポイント還元率は0.75%と高くはない
- 特典を使いこなせないと損をする
- 家族カードは年会費あり(ETCカードは無料)
- ANA、JAL両マイルに交換できるがレートは低め
- VISAやMasterCardと比べると世界中での決済力は低め
セゾン・アメックスの提携カードで、年会費が安く抑えられたのがセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード。(以下「セゾンゴールドアメックス」)
国内主要空港も34カ所と多めで、プライオリティ・パスも優遇年会費で所有できます。
国内空港ラウンジ | 主要34空港 |
---|---|
海外空港ラウンジ | 1,200か所以上(プライオリティ・パス) |
同伴者 | 有料 |
家族カード会員 | 無料(プライオリティ・パスは発行不可) |
プライオリティ・パスの年会費優遇あり
セゾンゴールドアメックスではプライオリティ・パスの年会費が$429→11,000円(税込)に。
楽天プレミアムと比較すると見劣りしますが、利用回数の制限がないので、頻度が多い人はアメックスゴールドよりもコスパが高いです。
- プライオリティ・パス年会費:11,000円(税込)(家族会員は発行不可)
- ラウンジ利用料金:無料(同伴者2,200円(税込))
年会費が1万円と標準的ながら、アメックス特典を含むラグジュアリー系のサービスが充実していてコスパの高い一枚ですよ。
4.デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード(デルタスカイラウンジ)
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
28,600円 | 28,600円 | 1.00~3.00% |
- デルタ便(スカイマイル)をよく利用する
- 航空会社の上級会員資格がほしい
- 世界中の空港ラウンジを使いたい
- メリット
- デメリット
- 通常1.0%の高い還元率でスカイマイルが貯まる
- デルタ航空の航空券購入でマイルが驚くほど貯まりやすい
- デルタ航空の上級会員資格「ゴールドメダリオン」取得可
- 国内主要空港ラウンジ+世界に600か所以上あるスカイチームラウンジを利用できる
- 手厚い自動付帯の海外旅行保険、利用付帯の国内旅行保険
- Apple Pay利用可
- 一般的なゴールドカードよりも年会費が高い
- 家族カードの年会費も高め(ただし一枚目は無料)
- ETCカード発行手数料有料(年会費無料)
- ANAマイル等へは交換不可、デルタ愛用者向き
- 還元率がアップするシーンは少ない
デルタ航空の上級会員資格(ゴールドメダリオン)になれる、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード。
プライオリティ・パスこそ付帯していませんが、国内主要空港はもちろん、世界600カ所以上のスカイチームラウンジを無料で利用できます。
国内空港ラウンジ | 主要28空港 |
---|---|
海外空港ラウンジ | 600カ所以上(スカイチームラウンジ) |
同伴者 | 有料(スカイチームラウンジは1名無料) |
家族カード会員 | 有料 |
世界中のスカイチームラウンジを使える
スカイチームラウンジとは、デルタ航空が所属する航空アライアンス「スカイチーム」の空港ラウンジで、デルタ航空のゴールドメダリオン会員の特典です。
デルタアメックスゴールドカードでは、初年度は無条件でゴールドメダリオン会員資格を入手できるので、スカイチームラウンジも無料で使えるんですね。
しかし、2年目以降は年間利用額に応じて会員資格が決まるので、ラウンジ特典を利用できなくなる可能性もあるのでご注意を。
年間利用額 | メダリオン会員資格 | スカイチームラウンジ |
---|---|---|
150万円以上 | ゴールドメダリオン | ◯ |
100万円以上 | シルバーメダリオン | × |
100万円未満 | 取得なし | × |
5.ダイナースクラブカード
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
22,000円 | 22,000円 | 0.40~1.00% |
- 世界中の空港ラウンジを使いたい
- 高級レストランをお得に使いたい
- 限度額を柔軟に設定してほしい
- 旅行や出張の機会が多い
- メリット
- デメリット
- 一定の社会的信用がないと持てない由緒あるカード
- グルメや宿泊、ツアーの優待が充実
- 海外、国内共に手厚い旅行保険が自動付帯
- 世界中の1,000以上の空港ラウンジを無料で利用可
- ポイントの有効期限がない
- 入会特典を初年度年会費無料orポイントから選べる
- 限度額は一人ひとりに合わせて設定
- ETCカードを無料で発行可
- 27歳以上限定、審査の敷居も高め
- 年会費が一般的なゴールドカード以上かかる
- 分割払い不可(一括、ボーナス一括、リボ)
- 家族カードの年会費はやや高め
- 通常ポイント還元率は0.5%と高くない
- ANA等のマイルに約1:1のレートで交換できるが、年間6,000円+税の手数料あり
券面はゴールドではないですが、ゴールドカードに相当するサービスを受けられるダイナースクラブカード。
国内主要空港はもちろん、国内外1,000ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できます。(くわしくは「ダイナースクラブの空港ラウンジ」)
同伴者 | 有料 |
---|---|
家族カード会員 | 無料 |
世界中の提携ラウンジを使える
ダイナースクラブは数多くの高級空港ラウンジと提携しており、ダイナースクラブカード所有者ならそれを無料で使えます。
役割としてはプライオリティ・パスとほぼ同じ。
主要なラウンジは全て網羅しているので、十分に代用可能です。
同伴者は有料ですが、家族カード会員は無料なので、パートナーとラグジュアリーな旅行を楽しめそうですね。
まとめ
今回はゴールドカードで使える空港ラウンジの特徴とおすすめのクレジットカードを紹介しました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- ゴールドカードで使える空港ラウンジは「カードラウンジ」
- カードラウンジはかなり簡易的
- カードと航空券を提示するだけで使える
- 同伴者は基本的に有料だが、家族カードは無料で使える(子供は割引アリ)
- 年会費無料・格安のゴールドカードの中にも空港ラウンジ特典が付帯しているものがある
- アメックス系やダイナース系のゴールドカードは海外空港ラウンジも使える
ゴールドカードで使える“カードラウンジ”はかなり簡易的なものですが、ソフトドリンクが無料でWiFiもあるので、ちょっとした時間潰しには最適です。
初めてゴールドカードを持つ人は、まずは年会費が無料or格安のカードでラウンジを体験してみるといいでしょう。
航空会社のラウンジや、海外の空港ラウンジを使いたい人は、楽天プレミアムカードあたりがコスパがよくおすすめですよ。