ポイントがザクザク貯まることで有名な楽天カード。
実は普段のショッピングでANAマイルが貯まりやすいカードでもあるんです。
この記事では、楽天カードでマイルを貯める方法とメリット&デメリットを解説します。
楽天カードでANAマイルを貯めたい人やマイルを効率的に貯められるクレジットカードを探している人は必見ですよ!
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楽天カードでマイルを貯める(交換する)方法
まずは楽天カードでどんなマイルを貯められるのか、貯める方法など概要を見ていきましょう。
楽天スーパーポイントをANAマイルに交換できる
楽天カードで貯められるポイントは楽天スーパーポイントのみ。(100円につき1ポイント)
ANAマイルを直接貯めることはできません。
しかし、楽天スーパーポイントはANAマイルに交換できるので、結果として楽天カードでANAマイルを貯められるわけです。

JALやデルタなど、他のマイルには一切交換できません。
JALマイルを貯めたい人は以下のページをご覧ください。
交換レートや還元率などルール概要
交換レートや還元率など、楽天スーパーポイント→ANAマイルへの交換のルールをまとめてみました。
楽天スーパーポイント→ANAマイルの交換ルール | |
---|---|
交換レート | 2ポイント→1マイル |
マイル還元率 | 0.5% |
必要最低マイル数 | 50マイル |
単位 | 2ポイント |
交換上限(1日) | 1,000ポイント |
交換上限(1ヶ月) | 20,000ポイント |
交換回数上限 | 1日1回 |
交換までの期間 | 約1週間 |
年会費無料のクレジットカードとしては、かなりマイル還元率が高い方ですね。
交換上限がいろいろとありますが、必要最低マイル数が50とかなり少なめなので、マイル数の調整に役立ちます。(くわしくは「楽天カードでANAマイルを貯めるメリット」で後述)
フライトではなくショッピングでマイルを貯めることができ、陸マイラーからも絶大な支持がありますよ。
楽天ポイント→ANAマイルへの交換方法
ANAマイルへの交換は、楽天PointClub公式サイトから簡単にできます。
- 楽天Point Club公式ホームページにログインする
- 「ポイント交換」をタップ
- ページ下部の「相互交換」のリストから「交換する」をタップ
- 記入欄に必要情報を記入して、「確認画面へ」をタップ
ANAマイレージクラブへの登録が必要
いざ交換しようとしても、最後の画面に、「ANAお客様番号」の入力フォームが出て来ます。

これは、ANAマイレージクラブの会員番号のこと。
マイルを貯めるには、航空会社のマイレージプログラムに参加する必要があり、そのANA版というわけです。
すでに入会している人は、会員カードに記載してある番号を入力すればOKです。

- ANAマイレージクラブカード(クレジット機能なし)
- ANAカード(クレジット機能なし)
- 各種提携カード(楽天ANAマイレージクラブカードなど)
とはいえ、かなり簡単な手続きで、年会費も一切かからないので登録しておきましょう。(ANAマイレージクラブ新規入会)
楽天カードでANAマイルを貯める5つのメリット
楽天カードでANAマイルを貯めるメリットは大別すると5つ。
- 年会費無料のカードにしてはマイル還元率が高い
- 移行手数料が無料
- 少なめのポイントから交換できる
- ANAマイルの有効期限が実質無期限に
- 楽天ANAマイレージクラブカード
1つひとつ見ていきましょう。
1.年会費無料のカードにしてはマイル還元率が高い
楽天カードのマイル還元率は0.5%。
一見低そうに見えますが、年会費無料のカードと比べるとかなり高いことがわかります。
年会費 | ANAマイル還元率 | |
---|---|---|
![]() | 無料 | 0.25% |
![]() | 無料 | 0.3% |
![]() | 無料 | 0.5% |
![]() | 無料 | 0.5% |
![]() | 無料 | 0.6% |
![]() | 無料 | 0.6% |
上記の表を見ると、マイル還元率は0.25%~0.6%程度。
マイル還元率0.5%の楽天カードは、かなりの高水準であるといえそうですね。
楽天カードよりも高還元率のカードはあるが…
確かにJCBカードWやオリコカードザポイントのように、楽天カードよりもマイル還元率が高いカードはあります。
しかし利用時を想定すると、ただ還元率が高ければいいわけではないです。
楽天カードには、他のカードよりも圧倒的に少ないポイントから、ANAマイルに交換できるというメリットがあります。(くわしくは「メリット3.少なめのポイントから交換できる」で後述)
2.移行手数料が無料
楽天スーパーポイント→ANAマイルへの移行手数料は無料。
「手数料が無料なんて普通じゃないの?」と思うかもしれませんが、意外と1回のマイル交換で数千円も取られるクレジットカードって多いんですよね。
マイル移行手数料(年会費) | |
---|---|
楽天カード | 無料 |
JCB ANA 一般カード | 2,200円(税込) |
ANA アメックスカード | 6,600円(税込) |
三井住友VISA ANAカード | 6,600円(税込) |
移行手数料が無料の楽天カードでは、ポイントをANAマイル以外で使っても、特に損することはないですよ。
3.少なめのポイントから交換できる
楽天スーパーポイントは50ポイントからANAマイルに交換できます。
他の年会費無料クレジットカードと比較しても、かなり少なめなことがわかりますね。
ANAマイル交換に必要な最低ポイント数 | |
---|---|
![]() | 50ポイント |
![]() | 500ポイント |
![]() | 500ポイント |
![]() | 1,000ポイント |
楽天カードのように「最低ポイント数」が少ないことは、マイル利用時を想定するとかなり有利に働きます。
マイル数の調整に便利
「特典航空券への交換まであと数マイル足りない…」
そんな時は、足りない分だけ楽天カードでANAマイルに交換すればOK。
“マイルがめちゃくちゃ貯まる!”ということはないですが、マイル数調整のサブカードとして、楽天カードはかなり役に立ちますよ。
4.ANAマイルの有効期限が実質無期限に
ANAマイルの有効期限は3年。
他のマイルと比べてもなかなか長めですが、楽天カードではANAマイルの有効期限を実質無期限にできます。
仕組みとしては簡単。楽天スーパーポイントは獲得するたびに、有効期限が伸びるからです。

1年以内に一度でもポイントを獲得するだけで永久不滅のポイントになるんですね。
使う時に交換すればOK
確かにいつでもANAマイルに交換できますが、そのまま放っておいて失効、なんてケースも多いです。
いくら楽天カードでANAマイルが貯まりやすいからと言って、これでは元も子もありませんね。
ANAマイルを使う(航空券に交換する)タイミングで、移行するのがおすすめですよ!
5.楽天ANAマイレージクラブカードは直接マイルが貯まる
通常の楽天カードにANAマイレージクラブ(AMC)の機能が付随した、楽天ANAマイレージクラブカードというクレジットカードがあります。
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 550円 | 1.00~3.00% |
- 楽天市場をよく利用する
- 楽天カードの発行を検討している
- 年会費を抑えてANAマイルを貯めたい
- メリット
- デメリット
- ANAマイレージクラブカードの機能が付帯
- ANAマイルコースでマイルが直接貯まる
- 年会費実質無料でマイル還元率が高め
- フライトでもマイルが貯まる
- スキップサービスでチェックインいらず
- 海外旅行保険が付帯(最高2,000万円)
- 年に一度も使わないと年会費がかかる
- 直接ANAマイルが貯まるので有効期限が3年
- もっとマイルが貯まりやすいカードは他にもある
- マイル還元率は通常の楽天カードと同じ
ANAマイルコースを選択すれば、自動でマイルが貯まっていくので、ポイント交換の手間もありません。

ANAマイレージクラブカードを別途で用意する必要もないので、管理が楽ですよ。
AMCカードはスマホアプリで代用できますし、年に1回も使わないと550円(税込)の年会費が発生することを鑑みると、通常の楽天カードで十分な気がしますね。

通常の楽天カードの機能に、ANAマイレージクラブの機能が加わったカード。提携カードなのでフライトマイルは貯まりませんが、ANAマイルコースを選択すれば、自動でマイルが貯まっていくので、ポイント交換の手間もありません。マイレージカードを別途で用意する必要もないので、管理が楽ですよ。
楽天カードでANAマイルを貯める3つのデメリット
楽天カードでANAマイルを貯めるデメリットは大別すると以下の3つです。
- 期間限定ポイントをマイルに交換不可
- 交換上限がある
- もっとマイルが貯まりやすいカードがある
注意点でもあるので、確認しておきましょう。
1.期間限定ポイントをマイルに交換不可
楽天スーパーポイントは通常ポイントの他に、“期間限定ポイント”があります。
- 通常ポイント:ショッピングで貯まるベーシックなポイント
- 期間限定:ポイントSPUやキャンペーン等で貯まるポイント
しかし、ANAマイルに交換できるのは「通常ポイント」のみ。期間限定ポイントはANAマイルに交換できないんです。
楽天カードは多種多様のキャンペーンでポイントがザクザク貯まるイメージですが、意外ともらえるのは期間限定ポイントのことが多いんですよね…。
例えば、エポスポイント→楽天スーパーポイントに交換した場合などですね。
楽天市場では…
楽天市場ではSPU(スーパーポイントアッププログラム)といって、還元率が最大15%までアップします。

しかし、楽天カードでの支払いによる+2%以外は、全て期間限定ポイント。
最大3%分の楽天スーパーポイントしかANAマイルに交換できません。
ただマイル還元率になおすと1.5%と、かなり高めなのでマイナス要素ではないですね。
入会キャンペーンは…
楽天カードは入会時に5,000〜8,000のポイントがもらえます。
ただ、そのほとんどを期間限定ポイントが占めており、ANAマイルに交換できるのは2,000ポイント(1,000マイル)のみ。
通常ポイント | 2,000ポイント |
---|---|
期間限定ポイント | 3,000〜6,000ポイント |
入会キャンペーンで大量のANAマイルを貯めようとしていた人は注意が必要です。
2.交換上限がある
楽天スーパーポイント→ANAマイルへの交換には、ポイント数・回数の上限が設けられており、大量にマイルを貯めたい人にはかなり厄介なものになっています。
楽天スーパーポイント→ANAマイルの交換上限 | |
---|---|
1回の交換上限 | 〜1,000ポイント |
1ヶ月の交換上限 | 〜20,000ポイント |
交換回数上限 | 24時間に1回 |
1回の上限は1,000ポイントまで、つまり500ANAマイル分だけ。
回数にも上限があり、1日1回しか交換できません。
1ヶ月の上限は20,000ポイント(10,000マイル分)と多めなので、こまめに交換すれば航空券分くらいのANAマイルに交換できそうですが、かなり面倒くさいですね…。
不足分を補う使い方がベスト
ANAマイルは航空券に交換できるくらいないと、正直あまり貯める意味はないです。
交換上限がある楽天カードではそれが難しく、ANAマイルを貯めるメインカードとしてはあまり向きませんね。
やはり、フライトや他の貯まりやすいカードでマイルを貯めていき、楽天カードは不足分を補う使い方がベストでしょう。(くわしくは次項で後述。)
3.もっとマイルが貯まりやすいカードがある
“楽天カードでANAマイルが貯まりやすい”というのは、あくまで年会費無料のクレジットカードと比較した場合。
ANAやアメックスには、もっとマイルが貯まりすいカードがたくさんあります。
![]() | ・ANAマイル還元率最大1.6% ・カード継続で毎年2000マイル ・25%のボーナスマイル |
---|---|
![]() | ・ANAマイル還元率最大1.25% ・ANAマイル移行上限なし |
![]() | ・ANAマイル還元率常時1.0% ・フライトボーナスマイル積算率40% |
ただ、どれも年会費が高めのものが多く、“たくさん使ってたくさん貯める”方式のもの。
年会費無料の楽天カードと2枚もちをすれば、効率よくANAマイルを貯められますよ。
- メインカード:ANAやアメックスのカード
- サブカード:楽天カード
まとめ:楽天カードはANAマイルを貯めるサブカードに最適
今回は楽天カードでマイルを貯める方法や、メリット・デメリットを解説しました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 楽天スーパーポイントはANAマイルに交換できる
- 年会費無料のカードにしてはマイル還元率が高い
- 移行手数料が無料
- 少なめのポイントから交換できる
- ANAマイルの有効期限が実質無期限に
- 楽天ANAマイレージクラブカードは直接マイルが貯まる
- 期間限定ポイントをマイルに交換不可
- 交換上限がある
- もっとマイルが貯まりやすいカードがある
年会費無料のクレジットカードの中では、マイル還元率が高い楽天カード。
ただ、ANAやアメックスのカードと比較すると、やはりマイルが貯まりやすいわけではないので、あくまでマイル数調整のためのサブカードとして認識しておくのが良いでしょう。