JCB CARD Wを徹底解説!
JCB CARD Wは2017年10月に誕生したJCBプロパーカードの一種。
プロパーカードとは国際ブランドが直接発行しているカードで、ステータスが高くサービスが充実しているものの、年会費が高い傾向にありました。
しかしJCB CARD Wは年会費が無料な上に、常に他のJCBカードの2倍のポイントが貯まる、新進気鋭なカードです。
かんたんに特徴をまとめてみました。

このページではJCB CARD Wのポイント還元率や特典、キャンペーン、審査などをメリットとデメリットに振り分け、整理してまとめました。
読んでもらえればJCB CARD Wの大抵のことは分かるでしょう。
気になるトピックをタップ!
JCB CARD WはAmazonユーザーに使い勝手◎
Amazonでの還元率の高さ(2.0%)は目を引くものがあり、年会費無料でランニングコストがかからないため、Amazon用のサブカードとして発行する人も多くいます。
さらにスタバやセブンイレブンをはじめとした、実店舗でも優待が受けられる、実用性の高いカードです。
ポイントサイト「OkiDokiランド」を経由で2.0%
JCB CARD Wでは、JCBカード会員専用のポイントモール「OkiDokiランド」を経由したネット通販で還元率がアップします。
通販サイト | 合計還元率 |
---|---|
楽天市場 | 1.5% |
Amazon | 1.5% |
Yahoo!ショッピング | 1.5% |
ヤフオク | 1.5% |
ベルメゾンネット | 1.5% |
JTBトラベル | 1.5%~2.0% |
エクスペディア | 2.5% |
伊勢丹オンライン 高島屋オンライン 阪急オンライン 小田急オンライン 成城石井.com | 1.5% |
大丸松坂屋オンライン | 3.0% |
近鉄百貨店ネットショップ | 3.5% |
Amazonも対象で還元率が1.5%に。
さらにAmazonは「JCB Original Seriesパートナー(くわしくは後述)」の対象店舗でもあるので、JCB CARD Wでの購入で還元率が2.0%になります。
さらにAmazonでポイントアップするので、他のクレジットカードと比較しても、ここまでの還元率のカードはなかなかありません。
確かにAmazon公式のクレジットカードは高還元率ですが、Amazon特価なので汎用性が低いです。
年会費 | Amazonでの還元率 | プライム会員権 | その他店舗の優待 | ポイントの使い道 | |
---|---|---|---|---|---|
![]() | 無料 | 2.0%~ | なし | ◎ | ◎ |
![]() | 無料 | 2.0%~ | なし | ○ | ◎ |
![]() | 1,250円(税別) (年一回使えば翌年無料) | 1.5%~2.0% | なし | × | × Amazonのみ |
![]() | 10,000円(税別) (最大6,480円割引) | 2.5% | あり | × | × Amazonのみ |
「サブカードだからAmazonでしか使わない!」と断言できる人以外はJCB CARD W(もしくはオリコカードザポイント)がいいと思いますよ。
- 日常使い&Amazonでもお得→JCBカードW/オリコカードザポイント
- Amazonでしか使わない→Amazon Mastercard
貯めたポイントはAmazonで再利用できる
JCBカードWで貯まるポイントはOkiDokiポイント。
OkiDokiポイントは「Amazonパートナーポイントプログラム」に登録すると、1ポイント=3.5円分としてAmazonで再利用できます。
しかし、プリペイドカード「JCB PREMO」に交換することで1ポイント=5円分としてAmazonで使えるので、その方がお得ですね。

スタバやセブンイレブンなど実店舗でもポイント優待アリ◎
JCB CARD Wは「JCB original seriesパートナー」の店舗でポイント還元率がアップする特典があります。
対象店舗には実店舗が多く、スタバやセブンイレブンも含まれており、普段使いでもポイントが貯まりやすそうですね。
店舗 | 合計還元率 |
---|---|
セブンイレブン | 2.0% |
Amazon | 2.0% |
一休.com | 2.0% |
スターバックス* | 5.5% |
高島屋 | 2.0% |
ビックカメラ | 1.5% |
ワタミグループ店舗 | 2.0% |
ニッポンレンタカー | 1.5% |
*スタバはスターバックスカードのチャージがポイントアップ対象
通常2.0%しかたまりませんが、QUICPay(nanaco)で支払えば、OkiDokiポイントとnanacoポイントの二重取りができます。
還元率でいうと2.0%→3.0%にアップするので、セブンイレブンユーザーは積極的に使いましょう。
JCB CARD Wの6つのメリット
JCB CARD WはAmazonでお得以外にも、さらに多くのメリットがあります。
- JCB CARD W plus L(女性向けの特典付帯)もある
- 貯まるOki Dokiポイントは万能なポイントプログラム
- ANA・JAL両マイルに交換でき還元率も高め
- QUICPay電子マネー(nanaco)
- ETCカードや家族カードも無料
- 海外旅行保険が付帯する(ただし補償額は少なめ)
一つひとつ確認していきましょう。
1.JCB CARD W plus L(女性向けの特典付帯)もある
JCB CARD Wには、女性向けの「JCB CARD W plus L」というカードもあります。
ピンクを基調とした券面ですが、どこか“大人の女性”感漂う気品のあるデザインに仕上がっており、さすがJCBさんです。
“LINDAサービス”といって、美容やトラベルの優待や、女性向けの保険のオプションサービスに加入できるのが通常のJCB CARD Wとの大きな違い。
- リンダリーグ:エステやコスメの割引や優待を受けられる女性向けのWebサービス
- お守リンダ:ストーカー被害の損害保証など“女性の安心”を追求したサービス
- 女性疾病保険:乳がん・子宮筋腫・妊娠時の合併症など女性特有疾患にかかる入院費や手術日を補償
その他のサービス面ではJCB CARD Wと特に違いはなく、年会費も無料で還元率も同じなので、デザインが気に入ったならplus Lを選ぶとよいでしょう。
追加サービスはやはり女性向けなので実用面でのメリットはありませんが、デザイン性が気に入ったら選んで大丈夫ですよ。
この『JCB CARD W plus L』が、めっちゃかわいい!
今日、お客さまが持ってはった(´ω`*)申し込み、39歳まで。ギリ行けるw
女性限定やないみたいやし、申し込む!!また使わないカードが増えるw
— そら@3日目 11日(日)西 B 31b@シナモロール王国民 (@nao_sora) June 12, 2019
2.貯まるOki Dokiポイントは万能なポイントプログラム
JCB CARD WはJCBプロパーカードなので、JCBの「Oki Dokiポイント」が貯まります。
必要な最小ポイント | 交換先の単位 | |
---|---|---|
楽天ポイントへの交換 | 200ポイント | 800ポイント |
Tポイントへの交換 | 500ポイント | 2,000ポイント |
Pontaポイントへの交換 | – | – |
dポイントへの交換 | 200ポイント | 800ポイント |
WAONポイントへの交換 | 200ポイント | 800ポイント |
Walletポイントへの交換 | 200ポイント | 800ポイント |
nanacoポイントへの交換 | 200ポイント | 1,000ポイント |
ANAマイルへの交換 | 500ポイント | 1,500マイル |
JALマイルへの交換 | 500ポイント | 1,500マイル |
Oki Dokiポイントは交換レートこそ揺らぎがありますが、交換先の豊富さは光るものがあります。
上記表はOki Dokiポイント→他社ポイントへの交換レートですが、もちろんこれはごく一部。
交換先はiTunesやGoogle Playのギフトコード、ディズニー系のオリジナルグッズなどなど多岐に渡ります。
3.ANA・JAL両マイルに交換でき還元率も高め
JCB CARD Wで貯めたOki DokiポイントはANA・JAL両マイルに交換できます。
マイル還元率は両者とも0.6%と一見低そうに見えますが、年会費無料の他のカードと比較するとかなり高め。
ANAマイル還元率 | JALマイル還元率 | |
---|---|---|
![]() | 0.25% | 0.25% |
![]() | 0.3% | 0.25% |
![]() | 0.5% | – |
![]() | 0.5% | 0.5% |
![]() | 0.6% | 0.6% |
![]() | 0.6% | 0.6% |
もちろんANAカードやJALカードのゴールドカードと比較すると、還元率でいえば低いです。
しかし、使いこなせるか不安な人やマイラーデビューを考えている人には、維持費コストゼロのJCB CARD Wはおすすめできますよ
4.QUICPayとの相性がよくキャッシュレス◎
JCB CARD WではJCBが提供する電子マネーQUICPayを利用できます。
QUICPayはポストペイ型の電子マネーで、利用した後に紐づけられたクレジットカードから引き落とされる形となっています。
そのため、事前にチャージする必要がなく、実質カード払いができる便利な電子マネーです。(もちろんポイントも貯まります。)
大手コンビニはもちろん、ガソリンスタンドやスーパー、カフェなど、多くの場所で使えます。(くわしくはQUICPayの利用可能店舗)
Apple Payで使うのがベスト
JCB一般カードなど、一部のJCB ORIGINAL SERIESでは、QUICPayと一体型のクレジットカードを発行できますが、JCB CARD Wは不可。
別カードのQUICPayに結びつける必要があり、少し不便です。
ただiPhoneユーザーならApple PayにJCB CARD Wを登録すれば、QUICPayとして使えるので、身軽で便利ですよ。
今のところGoogle Payで使えるクレジットカードはJCBとJACCSのみで、かなり貴重です。Google pixelを購入した方はJCBのカードを一枚持っておきたいですね。
JCB CARD WをGoogle Payに登録すると、QUICPayに対応している店舗で利用できるようになりますよ。
5.ETCカードや家族カードも無料
JCB CARD Wでは「My JCB」(JCBの会員専用Webサービス)からETCカードや家族カードを追加で申し込めます。
家族カード | ETCカード | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
発行手数料 | 無料 | 無料 |
どちらも年会費・発行手数料ともに無料なので、気軽に申し込みできますね。
ETCカードはかなり優良
ETCカードの利用で1.0%のポイントが付与。
クレジットカード自体の還元率も1.0%と優秀ながら、さらに以下のガソリンスタンドでポイントが2倍に。
- 昭和シェル石油
- ENEOS
- エッソ
- モービル
- ゼネラル
高速利用時・給油時の双方でポイントがザクザク貯まっていく、攻守ともに優れたカードですよ。
6.海外旅行保険が付帯する(ただし補償額は少なめ)
JCB CARD Wには最高2,000万円の海外旅行保険が付帯しています。
補償額 | 保険の対象 | |
---|---|---|
死亡後遺障害 | 最高2,000万円 | 死亡・後遺症が残った時 |
傷害治療 | 100万円限度 | ケガをした時 |
疾病治療 | 100万円限度 | 病気をした時 |
携行品損害 | 20万円限度 | ケータイやカメラなど所持品を盗難・破損したとき |
賠償責任 | 2,000万円限度 | 他人をケガを負わせた時や他人のモノを壊した時 |
救援者費用 | 100万円限度 | 入院時・行方不明時の救援者の旅費や探索費用 |
そもそも、海外旅行保険は一般的にはゴールドカード以上のサービス。
年会費が実質無料で海外旅行保険が付帯、とクレカの基本的な特典がサラッとついているのは、JCB CARD Wの大きな魅力ですね。

事前に旅費の一部をJCB CARD Wで決済しないと、保険が適用されません。
とはいえ、空港までのバス代やタクシー代の支払いでもOKなので、そこまでハードルが高くはないです。
「とにかくなんらかの旅費はJCB CARD Wで払う!」と覚えておけば大丈夫でしょう。
補償額は少なめで1枚だと不十分かも….
海外旅行保険の保証内容で重要(使う可能性が高い)な項目はケガや病気の治療費「傷害・疾病治療費用」です。
ただ、JCB CARD Wの「傷害・疾病治療費用」は100万円とやや少なめ。(楽天カードは200万ある)
海外の治療費は高額で、100万円以上かかることもあり、万が一のことを考えると少し心細いです。
そこでおすすめなのが、エポスカード。
- 年会費無料
- 海外旅行保険が自動付帯
- 補償額が充実(傷害治療:200万円、疾病治療270万円)
年会費無料のカードでは“最強”と呼ばれており、ツーリスト・バックパッカーから熱烈な支持があるカードです。
JCB CARD Wの6つのデメリット・注意点
JCB CARD Wのデメリットは大別すると以下の6つ。
- 40歳以上は申し込みできない
- JCBブランドは加盟店数が少なく使い勝手△
- JCB ゴールドのインビテーションが届くことはない
- nanacoのチャージでポイントがつかない
- JCB STAR MEMBERS(年間利用額に応じたボーナスポイント)対象外
- Web明細のみ(紙の明細書なし)
とはいえ一般カードとしてはかなり秀逸な部類で、ここで挙げるデメリットは“ないものねだり”な感じがあるので、“注意点”くらいの感覚で捉えておけばOKです。
1.40歳以上は申し込みできない
JCBカードWには年齢に制限があり、申し込みできるのは(18歳以上〜)39歳以下の人のみ。
40代〜の人は申し込みすらできないので注意が必要。
年齢に上限があるのはかなりめずらしいですが、高還元率を維持するためにターゲット層を絞っていると考えると、納得できそうですね。
とはいえ、39歳以下の人には何もデメリットがないので、まったく気にしなくてOKです。
一度取得すれば持ち続けられる
39歳以下でなければいけないのは申し込み時のみ。
取得さえしてしまえば、40歳を超えてもJCB CARD Wをそのまま持ち続けられます。(JCB一般カードやJCB ゴールドなど年会費有料のカードに切り替わるはない)
JCB CARD Wは年会費無料で高還元率と旨味が多いので、40代になる前に手に入れたいところです。(ただしゴールドカードなどへのインビテーションは届かない)
2.JCBブランドは加盟店数が少なく使い勝手△
当たり前の話ですが、JCB CARD Wで選択できる国際ブランドはJCBのみ。
JCBはやはりVISAやMasterCardと比較すると、加盟店が圧倒的に少なく、海外だと決済できない地域も多いです。
海外旅行にJCB CARD W1枚で行く、というのはおすすめできません。(VISAにしろMasterCardにしろ、海外は複数のカードを持っていきたいところですが。)
国内での使い勝手は抜群
確かに海外では使い勝手が決して良くないJCBですが、国内での利便性は抜群。
日本発の国際ブランドということもあり、ほとんどのカード決済可能店舗でJCBカードを利用できます。
15〜20年前まではJCBしか使えない店も多かったみたいです。(主に地方都市)
逆に最近ではVISA・MasterCardしか使えない店も増えてきているみたいですが、カード決済の守備範囲を広げるという意味では、JCBのカードを1枚持っておいていいと思います。
つまり、アメックス・ディスカバーカードを使えるところなら、JCBでも決済できるわけです。
ディスカバーカードはアメリカで主要な国際ブランドなので、JCBカードでもアメリカくらいなら使いやすそうですね。
ハワイ・グアム・台湾などは加盟店が多く使いやすい
世界全地域で考えるとJCB加盟店は少ないですが、日本人がよく観光にいく、ハワイやグアム・台湾・韓国はJCB加盟店はかなり多いです。
“海外ならこのあたりしか行く予定ないなー”という感じならJCBカードでも不自由を感じることは少ないでしょう。
海外出張が多い、旅行大好き、という人はやはりVISAかMasterCardブランドのカードを持っておきたいところです。
3.JCB ゴールドのインビテーションが届くことはない
JCB一般カードでは利用実績を積んでいると、ランク上位のJCBゴールドカードのインビテーションが届きます。
しかし、JCBカードWではいくら使ってもJCBゴールドのインビテーションが届くことはありません。
39歳を超えても、一般カードやゴールドに切り替わることはなくJCB CARD Wのままです。
JCB CARD Wと同じ一般カードで還元率こそ高くないですが、JCBゴールドへの近道になることは間違いないです。
その後もコツコツ使い続けると、プレミアムゴールド→プラチナ→THE CLASSと最終的にはブラックカードまで目指せますよ。
4.nanacoやSuicaチャージでポイントがつかない
JCB CARD Wからチャージできる電子マネーは次のとおり。
電子マネー | チャージ可否 | ポイント付与 |
---|---|---|
Suica | ○ モバイルSuicaのみ(※) | – |
nanaco | ○ | – |
Edy | – | – |
PASMO | – | – |
SMART ICOCA | – | – |
※…iPhoneならApple Pay/AndroidはおサイフケータイのモバイルSuica
JCB運営のQUICPay推し、ということでチャージ対応している電子マネーはかなり少なめ。
Suicaやnanacoチャージには対応しているものの、ポイントが付与されません。
5.JCB STAR MEMBERS(年間利用額に応じたボーナスポイント)対象外
JCBカードでは年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえる「JCB STAR MEMBERS」というサービスがあります。
たとえばJCB一般カードでは、前年度のポイントに対して10〜50%のポイントがさらにもらえる仕組みです。
集計期間中のご利用合計金額(税込) | メンバーランク名称 | ポイント数 |
---|---|---|
100万円以上 | スターα(アルファ)PLUS | 50%UP |
50万円以上 | スターβ(ベータ)PLUS | 20%UP |
30万円以上 | スターe(イー)PLUS | 10%UP |
しかし、JCBカードWはJCB STAR MEMBERSの対象外。
とはいえプラチナでも最大70%アップ(還元率0.85%)までしかせず、依然として常時還元率1.0%JCB CARD Wの方がお得なので、全く気にしないでいいでしょう。

6.Web明細のみ(紙の明細書なし)
JCB CARD Wの利用明細書はWeb上のみで確認可能。
普通は郵送で送られてきますが、これが一切ないです。
機会下手の人にはデメリットかもしれませんが、スマホやPCからいつでも確認でき、過去の履歴もすぐにチェックできるので、むしろ便利かもしれませんね。
“損して得を取る”という思考回路で、甘んじて受け入れましょう。
JCB CARD Wと他の「年会費無料×高還元率」カードとの比較
「年会費無料×高還元率」と、強みがJCB CARD Wと酷似しているカードと比較してみましょう。
もちろん人それぞれでおすすめできるカードは変わってきますが、複数発行しても維持コストゼロなので、無理にどれか一つを選ぶ必要もないです。
とりあえず発行してみて、自分にピッタリのカードを探していくのもアリですね。(いらなくなったら解約すればいいだけ)
JCB一般カードとの比較
JCB CARD Wとよく比較されるのが、JCB一般カード。
どちらもJCB発行の一般カードということで、一体どちらを選べばいいのか疑問ですよね。
違いを見ていきましょう。
海外旅行保険の補償額はJCB一般カードが有利
海外旅行保険の額はJCB一般カードが一歩リード。
JCB一般カード | JCBカードW | |
---|---|---|
死亡後遺障害 | 3,000万円 | 2,000万円 |
傷害治療 | 100万円 | 100万円 |
疾病治療 | 100万円 | 100万円 |
携行品損害 | 100万円 | 20万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 2,000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 100万円 |
とはいえ、どちらも少なめの限度額なので、やはりもう1枚くらいは海外旅行保険が付帯するクレジットカードは持っておきたいところです。
ちなみに国内旅行保険が付帯するのはJCB一般カードだけですよ。
お得さはJCBカードWの圧勝
両者の年会費と還元率を比較すると以下の通り。
JCB一般カード | JCBカードW | |
---|---|---|
年会費 | 1,250円(税別) (条件付き無料) | 無料 |
基本還元率 | 0.5% | 1.0% |
JCBカードWは「年間の利用額に応じてのボーナスポイント」こそないものの、基本還元率が2倍な分、やはりポイントは貯まりやすいでしょう。
また、年会費も無条件で無料になるので、その点でもJCB一般カードより一歩リードです。
結局どっちを選べばいいの?
JCBカードWの唯一ネックな点は39歳以下限定ということ。
シンプルにご自身の年齢に合わせてカードを選ぶのが無難だと思います。
楽天カードとの比較
日本で圧倒的な人気を誇る楽天カード。
年会費無料で通常時の還元率が1.0%とJCB CARD Wとよく似た特徴を持つので、どちらを発行するか悩む人も多いみたいです。
Amazon派か楽天派かで決めるのがいい
ただ、選び方はかんたん。Amazonと楽天、どっちを多く使うかで決めればいいと思います。
![]() | ![]() | |
---|---|---|
楽天市場での還元率 | 3.0% | 1.5% |
Amazonでの還元率 | 1.0% | 2.0% |
その他の加盟店はどちらも似たり寄ったりなので、ネットショッピングの比重で考えるのがいいでしょう。
ただ初めてクレジットカードを持つ人に限っては、VISA/Mastercardを選べる楽天カードのほうがよさそうです。
- Amazon派→JCB CARD W
- 楽天市場派→楽天カード
オリコカードザポイントとの比較
JCB CARD Wと同じく、年会費無料×高還元率カードの代表格、その一角を担うオリコカードザポイント。
Amazonでのポイント還元率は2.0%とJCB CARD Wと同じですが、他にも多種多様のECサイトで強みを発揮するカードです。(オリコモール経由)
![]() | ![]() | |
---|---|---|
楽天市場 | 2.0%~16.5% | 1.5% |
Amazon | 2.0% | 2.0% |
Yahoo!ショッピング | 2.0% | 1.5% |
じゃらんnet | 2.5% | 2.5% |
ZOZOTOWN | 2.0% | – |
LOHACO | 2.5% | 1.5% |
しかしポイント特約は「オリコモール経由のネット通販」のみで、実店舗でのポイントアップのシーンがないのがネックです。
2枚持ちで還元率2.5%にする裏技も…
いつできなくなるか不明なのであくまで「裏ワザ」ですが、実はオリコモール経由での支払いカードはオリコカードに限りません。
- オリコモール利用:オリコカード所有者のみ
- オリコモール経由の決済:オリコカードに限らない
オリコカードザポイントを持っていれば、オリコモールを経由した時点で1.0%上乗せされます。
たとえば経由先のAmazonでJCBカードWを使うと1.5%なので、1.0%分のオリコポイント+1.5%分のOkiDokiポイント=合計2.5%にすることも可能です。
JCB CARD Wのよくある質問
JCB CARD Wに関するよくある質問をQ&A形式で回答していきます。
気になる項目をチェックしておきましょう。
Q.限度額はどれくらい?
JCB CARD Wの限度額は公式サイトを参照してください。(審査によって個別に設定されるため)
ちなみにクレジットカードの限度額と年収の目安はこんな感じでしょうか。(あくまでクレマイ編集部の見解で実際の限度額とは異なる場合があります。)
年収 | 限度額 |
---|---|
〜100万円 | 5〜30万円 |
100万円〜 | 10〜50万円 |
200万円〜 | 20〜80万円 |
300万円〜 | 30〜100万円 |
500万円〜 | 50〜300万円 |
700万円〜 | 80〜500万円 |
1,000万円〜 | 100万円〜 |
これは「改正割賦販売法」といった法律で以下のように定められているためです。
限度額が30万円以下のクレジットカードを発行する場合は、過剰な債務や延滞等を確認する簡易な審査で発行可能とします。
収入がない学生がクレジットカードを発行できるのは上記の特例のおかげ。そのためどんなクレジットカードでも学生は限度額30万円以上が与えられることはありません。
Q.審査に落ちたらどうすればいいの?
JCB CARD Wの審査に落ちてしまった場合は、まずは理由を究明することが先決です。
大体は、年収や職業の面で支払い能力が低いと判断されたのだと思いますが…。
審査落ちの情報は、個人信用情報機関に6ヶ月間残るので、再申し込みまでは最低でも半年空けるようにしましょう。
自信がない人は、審査基準を下げて別のカードを申し込むのも一つの手ですよ。
総評:Amazonユーザーにイチオシの年会費無料コスパ最強カード
このページではJCB CARD Wのメリット・デメリット、審査やAmazonでのポイント還元率をくわしく解説しました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- Amazonをはじめ多種多様のECサイトで還元率アップ
- スタバやセブンイレブンなど実店舗でもポイント優待アリ
- 女性向けの特典付帯のJCB CARD W plus Lも選べる
- ANA・JAL両マイルに交換でき、年会費無料にしては還元率高め
- ETCカードや家族カードも無料
- 海外旅行保険が付帯するが、補償額が少なめで心細い
- 18歳〜39歳限定で申し込みできる
- JCBは加盟店が少なく使い勝手△
- nanacoやSuicaチャージはポイントがつかない
- 審査基準はわりと優しめで、39歳以下であれば学生や主婦でもOK
基本還元率が1.0%と高く、Amazonをはじめとして、優待店舗が多種多様なJCB CARD W。
「楽天カードはなんだかな…」という人にも使い勝手がいいはずです。
39歳以下しか申し込みできないカードですが、それを満たしているなら、間違いなくおすすめできるカードですよ。