クレジットカードの有効期限って何のため?途上与信で解約・期限切れ時の対処法

クレジットカードの有効期限って何のため?途上与信で解約・期限切れ時の対処法

ざっくり言うと
  • 多くの場合、有効期限切れの一カ月前くらいに新しいクレジットカードが郵送されてくる。
  • カードの更新では基本的に番号は変わらず、有効期限とセキュリティコードが変わる。
  • 期限更新などの時には途上与信され、利用に問題がある場合は強制解約になることもある。

クレジットカードの会社から、利用明細以外にもいきなり宅配便で封書が送られてくることがあります。

そこには有効期限が更新された新しいカードが入っていることも…。

また、知らない間にクレジットカードの有効期限が切れていて、カードで決済しようとしたけれど出来なかったこともあるかもしれません。

この記事では、クレジットカードの有効期限に関することや期限切れの解決法などについてご紹介します。

クレジットカードの有効期限って?

どのクレジットカードにも有効期限があるのはご存知かもしれません。

クレジットカードには番号やセキュリティコードの他に有効期限も刻印されています。

普段は意識せずに使っているクレジットカードですが、ネットではあまり使わない場合等は特に「知らない間に有効期限が迫っている」というのはよくあることです。

なんで有効期限なんてあるのだろうと思いますが、クレジットカード会社としてもやらなければならないことなのです。

有効期限が切れてしまうと…

クレジットカードの有効期限が切れると、そのカードは一切使えなくなります。

新しいクレジットカードが来ていることを忘れて、期限切れの古いカードで決済しようとしても「このカードは使えません」とお店の方に言われてしまいます。

たいがいは、有効期限が切れる一カ月前くらいには新しいクレジットカードが送られてきます。期限が切れた古いクレジットカードにはハサミを入れて処分して破棄しましょう。

クレジットカードに有効期限が存在する理由

クレジットカードに有効期限が存在するのには主に3つの理由があります。

1.カード利用者の情報を更新、再審査

一つは、クレジットカード利用者の情報を更新することにあります。

クレジットカードを利用される方の個人的な情報は常に変わる可能性があり、カード会社はその情報を定期的に見直していく必要があります。

注意
有効期限の更新時には再審査も行われるため、ネガティブな情報が多い場合には強制解約されて新しいカードが送られてこないこともあります。

2.カードの老朽化対策

二つ目としては、カードそのものの老朽化に対応するためです。

クレジットカードは多くの場合プラスティックでできていますが、ある程度時間を経過すると当然劣化してきます。

特に磁気部分やICチップの部分が劣化によって破損すると、機械で読み取れなくなりカードが使えなくなる可能性もあります。

3.セキュリティー技術の更新

クレジットカードの偽装問題は、技術を巡るイタチごっこになっており、常に防犯対策を最新の状態を維持しておく必要があります。

新たなスキミング、フィッシングというような手口が次から次へと起こってくるため、防犯対策として更新は必要不可欠になっています。

有効期限の確認方法

クレジットカードの有効期限は、カードの表面の中央下あたりを見れば確認できます。

例えば「有効期限:04/21」と印字されている場合は、2021年4月まで有効となります。

あるのは知っていてもあまり意識して確認をしていない方も多いかもしれませんね。

有効期限の更新方法

基本的には、クレジットカードの有効期限の更新は自分で行なうことはありません。

通常は更新期限の一カ月くらい前には新しいクレジットカードが自宅に送られてくるからです。むしろ、新しいクレジットカードが送られて来た時に古いカードをどう処分するかが大事です。

一カ月も前に送られてくると、入れ替えることや古いカードの破棄を忘れる場合があります。古いカードは期限が過ぎた時点できちんとハサミで切って廃棄しましょう。

MEMO
クレジットカード会社によっては期限ギリギリに新しいカードがくることもあるので、その場合はすぐに古いカードを破棄して新しいカードを持ちましょう。

有効期限が切れて更新したら番号も変わる?

基本的には、クレジットカードの有効期限切れで更新されたカードが来てもカードの番号は変わりません。

変わるのは有効期限とセキュリティコードだけです。

(セキュリティコードは通常カードの裏面の署名欄に書かれている3桁の数字です。)

MEMO
有効期限とセキュリティコードが変わると、ネット決済や自動引き落とし等が使えなくなります。
 
新しいカードに変わったら、ネットショップや自動引き落としのクレジットカード情報も更新しましょう。

更新期限が切れても新しいクレジットカードが送られて来ず、単純に有効期限切れになるケースもあります。

  • そのクレジットカードを使っていなかった
  • 他社等のクレジットカードやカードローンで返済事故を起こしている時
  • 他社のカードローンやキャッシング枠で借入残高が大きく膨れ上がっている時

このような場合には、有効期限の更新時の審査に通らず発行されなくなる可能性があります。

使っていなかった場合には既に会員から外れており、新たなクレジットカードを発行してもらうことは出来ますがカード番号も新しいものになります。

返済事故を起こしている場合や借入残高が多い時には、クレジットカードの発行はできません。

途上与信でクレジットカードが強制解約される理由

クレジットカードの更新の目的には、利用者の環境、他社での利用状況や返済状況や住所変更(クレジットカードが届かない場合など)を調べて、途上与信を行なうことにもあります。

その際に、返済事故を起こしていたりキャッシングなどで総量規制を上回る借入がある場合には、更新が出来ない場合があるのです。

つまり強制解約になってしまいます。

カード利用方法に問題がある

他のクレジットカードの使用において、何度も銀行口座から引き落としができなかったり、長期にわたって返済が行われなかった場合には強制解約になります。

更新対象になるクレジットカードの場合は返済事故を起こした時点で既に解約になっていますが、他のカードや他社のカードの場合には強制解約の時期が遅れることがあるのです。

消費者金融会社のカードローンの場合は三ヶ月毎に途上与信が行われますが、クレジットカードの場合はそれほど厳しくはありません。

それでも有効期限の更新等の際には確実に途上与信が行われるため、問題があると更新できません。

他社での取引も査定対象になる

途上与信は他社の利用状況や返済状況も調べられますし、クレジットカードだけでなくカードローンやキャッシングについても調査されます。

MEMO
昔はカードローンの残高や返済状況は信用情報機関が業界で分かれていて調べることは出来ませんでしたが、2006年の貸金業法改正以降は情報の交流がされているため調べられるのです。

他社でのカード利用が異常に増えていたり、返済の遅れが何回もあったりなどの返済事故を起こした場合には、カードの更新が行われずに強制解約になることもあるのです。

増枠申請がアダになることも…

クレジットカードの途上与信はキャッシング枠などの増枠申請を行った時にも行われます。

キャッシングの場合は貸金業法の総量規制により、年収の1/3を超えて借入をするとキャッシングを止めたれたりカードそのものが解約になることがあります。

また、全体の借入残高が50万円を越えている場合には収入証明書を求められることもあります。提出されない場合にはカードの使用が出来なくなる場合もあります。

安易に増枠申請をしたせいでせっかくのクレジットカードが使えなくなることもあるので、カードを使い過ぎている場合には増枠の申請よりも生活態度を改善するようにしましょう。

解約されても返済残額は請求される

クレジットカードが解約されても、これまでの利用額や借入額がなくなるというわけではありません。

利用残高や借入残高は残るだけではなく、期限の利益喪失といって分割払いの権利も無くなり一括返済が求められます。

他社での借入もできなくなるので、借りて返済ということもできません。

当然定期的に督促の電話やメールがくることになるので、平穏な生活が難しくなります。その意味でも返済は極力遅れないようにしましょう。

クレジットカードが解約された場合の対応

上記でみたように、クレジットカードが強制解約される場合3つの可能性があります。

  1. 実際に金融事故を起こしたり返済遅れを繰り返している場合
  2. 総量規制以上の借入残高がある場合
  3. 誤った返済情報が信用情報機関に登録された場合

クレジットカードやカードローンは何千万件の入金情報があります。

特にカードローンの場合には銀行送金や書留送金などもあるため、送られてきた都度、口座を特定して入金処理されます。

その際に口座を間違って入金する可能性や、金融事故の際に同姓同名の方に誤って登録されることも有り得ます。つまり、知らない間に金融事故になっている場合も有り得るのです。

信用情報を開示請求する

強制解約される心当たりがない場合には、信用情報機関に自分の個人情報の開示請求をしましょう。

クレジットカードの信用情報であれば、まずはCICに開示請求をします。CICからは開示資料が郵送で送られてきます。

その開示資料を確認して、もし間違っていれば登録をしたクレジットカード会社に訂正請求をする必要があります。

カードローンであれば登録をした消費者金融会社に訂正請求をしてください。

それをしないとクレジットカードは使えないままになるだけでなく、他社に申し込んでも断られることになります。クレヒスにも大きな傷がついてしまいます。

実生活に大きな影響が出ることになるので、判明した時点ですぐに開示請求して確認を行うようにしましょう。

全額返済する

実際に返済事故を起こしている場合には、まず全額返済することが第一歩です。

それによって「今後も支払います」という意思表示をすることにより、将来における再申し込みが見込めるのです。

全額返済をしないといつまでも督促がくることになります。いずれにしてもすべてのカードが使えなくなるので、生活態度を改めて節約生活に入りましょう。

ひたすら待つ

全額返済をして節約生活に入ったら、当面それを続ける必要があります。

信用情報機関(CIC)の登録情報は基本的には5年間は残ります。返済が終わらないと督促が来るだけでなく、延滞情報が残ったままになります。

注意
5年を経過しても事故になったカード会社ではブラック情報として残っている場合があるので、新たなクレジットカードを作る場合には別のカード会社に申し込みましょう。

身の丈に合わない程にクレジットカードを使い過ぎると、その後にはじっと切り詰める生活が必要になってしまいます。

デビットカードを持つ

クレジットカードが強制解約された場合にも発行が可能なカードがあります。

それはデビットカードです。

買い物で使用することは出来ますが、発行銀行の口座から即時に引き落とされるので、口座の預金以上には使うことが出来ません。

発行している銀行に申し込めば、審査はなく本人確認が出来る運転免許証のような身分証明書があれば発行してもらえます。

使い過ぎるということも起こりませんので、返済事故を起こして節約生活をするには最適なカードです。

まとめ

いかがでしたか?今回はクレジットカードの有効期限と更新に関わる事項、そして強制解約された場合の対応方法についてご説明しました。

クレジットカードの有効期限は、カードの劣化を防いだり途上与信として利用者情報を確認したり、セキュリティ面の更新を行うために行われます。

更新された場合は自動引き落とし等も変更の必要がありますが、面倒くさがらずにしっかりと使いましょう。

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