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クレジットカードのショッピング保険は便利!盗難紛失保険との違いや注意点

クレジットカードを1枚以上持っている人の数は年々増加傾向にあると言われていますが、クレカに付帯されているショッピング保険については不要だと考える人も多いです。

日本は保険大国と言っても過言ではないぐらいに、ありとあらゆることに対して保険が完備されている国です。

そのため正しく言えば「ありとあらゆる保険に加入している」という人にはクレジットカードのショッピング保険は不要かもしれません。

保険は万が一の場合に備えるための要素なので、保険そのものが不要だというのは間違っています。

今回はクレジットカードに付帯されているショッピング保険の正しい知識について詳しく紹介していきます。

クレジットカードには旅行以外に2種類の保険がある

クレジットカードには旅行保険の他に、多くのカードで付帯されている以下の2種類の保険があります。

  1. ショッピング保険
  2. 盗難紛失保険

旅行保険については上記二つとかなり異なる部分が多いため、今回の記事では割愛します。

まずは上記二つの保険の概要をそれぞれ見ていきましょう。

1.ショッピング保険

ショッピング保険は、文字通りショッピングをしてトラブルに見舞われた際に適用される保険です。

正式名称は「動産総合保険」ですが、カード会社によって名称は異なるものの一般的には「ショッピング保険」という名称で呼ばれることが多いです。

ショッピング保険が適用されるのはクレジットカードを使って買い物をした場合のみに限られます。

ショッピング保険が適用されるケースをいくつか例に挙げてみましょう。

カードで購入した商品が破損した場合

ショッピング保険を利用する最も多いシーンが「クレジットカードで購入した商品が破損した場合」です。

(クレジットカード会社が掲げている保険適用外の商品リストに当てはまる商品は保険を使うことができませんが、それについては後述します。)

よくあるケースとしては下記のようなものがあります。

  • 買ったばかりのグラスや茶碗が割れてしまった
  • 家具が破損してしまった

上記のような場合にショッピング保険を利用することが可能で、自分に過失がある場合にも適用されるケースが多いために万が一の場合にも安心できます。

プレゼントされた相手が商品をした場合

ショッピング保険は、クレジットカードで購入した商品を誰かにプレゼントして、その相手が商品を破損してしまった場合にも適用されます。

プレゼントしたものを壊されてしまうとお互いに気まずい関係になってしまう可能性もありますが、ショッピング保険が適用されることによって人間関係が壊れることも防ぐことができますね。

自分だけではなく第三者が破損した場合でも保険が適用される」ということにあり、保険が適用される商品については制限があるものの対象者については制限がないのがポイントです。

購入から90日以内に届け出た場合

クレジットカードによって補償期間は異なりますが、一般的にショッピング保険が適用される期間というのは購入してから30~90日間以内です。

補償期間を越えて破損した、もしくは補償期間を越えて届けを出した場合はショッピング保険が適用されないので注意が必要です。

補償期間を事前にチェック!
中には一年間ぐらいの補償期間があるクレジットカードもありますが、ほとんどのクレジットカードは購入してから30~90日間が保証期間に設定されています。
 
事前にチェックしておきましょう。

2.盗難紛失保険

ショッピング保険と混同されがちなクレジットカードの付帯保険が「盗難紛失保険」です。

盗難紛失保険はクレジットカードが盗難や紛失により不正利用された場合、損害を補償してくれる保険です。

近年ではスキミングやハッキング等によってクレジットカードの情報を抜き取られてしまい、カード本体は手元にあるのに不正利用されてしまう…というような事件も増えています。

盗難紛失保険が付帯されていることによって万が一のトラブルから身を護ることが出来ます。

カードを無くして不正利用された場合

クレジットカードを無くすというのは頻繁にあることではありませんが、紛失に関する保険については適用されるケースが少ないです。

その理由として、どのクレジットカードを利用する場合でも紛失は本人に重大な過失があるケースが多く、そのようなケースだと保険適用が難しくなります。

例えば財布の中にクレジットカードを入れていて、財布ごと落としたことによってクレジットカードを紛失してしまった、というようなケースですね。

保険が適用されれば不正利用された金額に関しては基本的には全額補償されるので、紛失したことが分かった時点で早急に下記のようなアクションを取りましょう。

  1. カード会社へ連絡してカードを利用停止措置をとってもらう
  2. 警察署か交番に行き、紛失届を提出

カードが盗まれて不正利用された場合

クレジットカードは便利な反面、盗まれることによって不正利用されるケースも非常に多いです。

カード本体を盗まれなくてもカード情報が盗まれると不正利用されてしまうので、日本国内だけでもクレジットカードの盗難による不正利用の数は年々増えています。

カード本体が盗まれた場合には警察やクレジットカード会社に連絡をしてクレジットカードを再発行してもらい、その期間に不正利用された場合は保険が適用されるということになりますが、保険適用期間を過ぎてしまうと補償されないので注意してください。

注意
紛失の場合と同様、カードをすぐに停止→警察へ被害届を提出という行動をすぐに行ないましょう。

盗難紛失から60日以内に届け出た場合

盗難紛失保険が適用されるのは、基本的に盗難紛失してから60日以内にクレジットカード会社へ届け出た場合のみに限られています。

クレジットカードを盗難・紛失して60日以上が経過してから発覚し、その間に不正利用されてしまった場合には保険が適用されなくなる、ということです。

盗難紛失保険が適用されるのは、クレジットカード会社だけではなく警察にもキチンと届け出をしている場合に限られるので、面倒くさがらずに紛失届、または被害届を提出しましょう。

利用明細をチェックする習慣を!
利用明細書をあまり見ないという人も多いかもしれませんが、利用明細を見て不正利用に気付くケースも多いです。

毎月一回でも定期的にチェックしておくことで、盗難紛失保険の適用期間内に気付くことができます。

ショッピング保険や盗難紛失保険が適用外となるケース

クレジットカードのショッピング保険や盗難紛失保険は、補償範囲や補償額が大きいために利用者にとってのメリットが大きな保険ですが、全ての事柄に対して補償されるわけではありません。

こちらではショッピング保険や盗難紛失保険が適用外になってしまうケースについて詳しく紹介していきます。

ショッピング保険の場合

ショッピング保険を利用する際に適用されないケースは、「購入したものに対してどのような行動をしたのか」よりも「商品に制限が掛けられている」ことが多いです。

いくつかの事例にを見てみましょう。

配送中の商品破損

家具や家電といった大きな商品を購入するときは、配送サービスを利用する人も多いと思います。また、旅行中に購入して「荷物になってしまうから」という理由で自宅に配送する人も多いかもしれません。

その途中、つまり「配送中に商品が破損した」という時はクレジットカードのショッピング保険が適用されません。

このような場合はクレジットカード会社ではなく配送を担当した運送会社が補償する場合がほとんどです。

ほとんどの運送会社は運送保険というものに加入していて、商品の配送中に破損してしまった場合にはその保険から補償されるという仕組みになっています。

注意
運送を依頼する際には運送保険に加入しているのかということをチェックすることです。
 
加入していない場合は補償されないケースもあるため注意が必要です。

ペットショップで購入した動物

多くの場合、ペットショップや植物園などで購入した動植物に関してはショッピング保険の適用外となります。

動植物というのは生活環境によって病気になったり枯れてしまったりするので、利用者の環境によって状況が左右されるようなことに対しては補償できないということになります。

ペットが病気になってしまった場合の治療費を補償してもらいたい場合はペット保険に加入しましょう。

食料品全般

食料品全般についてもペットと同じことが言えますが、利用者の環境によって変動してしまうため、食料品全般はお酒も含めてショッピング保険の対象外になります。

運送中の破損は運送会社が補償
ただし前述のとおり、食料品を配送してもらう際に破損した場合にはショッピング保険ではなく運送会社に補償を請求することができます。

盗難紛失保険の場合

盗難紛失保険は基本的に全額補償される仕組みになっていますが、盗難や紛失で補償されるのはクレジットカードの不正利用が発覚したケースに限られているのが特徴です。

不正利用を立証できない場合は補償が適用されないケースもあるので注意が必要です。

詐欺被害

詐欺被害の場合は保険の適用外となる、というと語弊があるように見えるかもしれませんが、正確には自分の行動によって詐欺に加担してしまった場合に適用外になります。

例えば、友人や知人に自分のクレジットカードを渡して買い物をしてくれと依頼をした際に、クレジットカードの情報を抜き取られて不正利用された、というようなケースです。

クレジットカードというのは原則として本人しか利用することが許されていません。

家族や自分の子どもの場合でも、自分のクレジットカードを渡して精算をしてもらうのは契約外の行動となるので、その状態で詐欺の被害に遭遇してしまうと保険が適用されなくなります。

自分がクレジットカードを使っていて詐欺被害に遭遇した場合には保険の対象となるので安心して利用してください。

自らの商品紛失

盗難紛失保険が適用されないケースの一つに「自らが商品を紛失してしまった」という状態が挙げられます。

盗難紛失保険というのは、原則として利用者本人に過失がない場合に適用される保険となっているため、利用者に過失があると保険が適用されないと頭に入れておきましょう。

自分で商品を紛失した場合は自分の過失なので、この場合は保険の適用外となります。

ショッピング保険の補償内容はクレジットカード会社ごとに異なる

クレジットカードのショッピング保険で補償される内容はクレジットカードによって異なります。

クレジットカードの種類だけでなくクレジットカード発行会社によっても異なるので、今回はMUFGカードとJCBカードを例にとって補償内容について紹介していきます。

MUFGカードのショッピング保険

MUFGカードは三菱UFJニコス株式会社が提供しているクレジットカードです。(親会社は三菱UFJフィナンシャルグループなので三菱UFJ銀行と同じグループということになります。)

MUFGカードに付帯されているショッピング保険は下記のような内容です。

  • カードの種類に関わらず、購入日から90日間の補償期間
  • カードの種類によって年間100万円~300万円の補償金額
  • 海外で購入した商品は支払い方法を問わずに対象となる

適用条件もあり
一般的に利用されるケースが多い「ゴールド」「一般」「イニシャル」の3種類のカードは、日本国内で購入した場合に限って適用条件があります。
 
その条件というのは、支払い方法が分割払いまたはリボ払いに限定されているということです。
 
ただし、登録型リボ「楽Pay」に登録していて、なおかつ登録したクレジットカードを利用している場合は支払い方法を問わない、というものです。

このように、カードの種類によって補償金額や補償される支払い方法が限定される場合があるので、その点には予めチェックしておきましょう。

JCBカードのショッピング保険

JCBカードは、日本最大手のクレジットカードでもあるJCBが提供しているクレジットカードです。

JCBカードのショッピング保険は下記のような内容です。

  • カードの種類に関わらず、購入日から90日間の補償期間
  • カードの種類によって年間100万円~500万円の補償金額
  • カードの種類によって支払い方法が異なる

保険適用が優遇されるオプションサービスも
JCBが提供している「支払い名人」というサービスに登録をしていると、支払い方法を問わずに補償対象となるのでオススメです。

通常のショッピング保険では自己負担額が1万円となっていますが、支払い名人に登録していると自己負担額が3千円で済むというメリットもあります。

クレジットカードのショッピング保険の注意事項

クレジットカードの保険が適用外になるケースについては上記でも紹介しましたが、こちらではそれ以外の事項について見ていきましょう。

利用控えは保管しておくのが吉

クレジットカードを利用すると、全ての利用履歴が明細書という形で発行されることになります。

中には明細書という紙を発行せずWEB上で確認できるサービスを提供しているクレジットカードもありますが、基本的には自宅に送られた明細書を見て、その月にどれくらいの利用したかを確認できる仕組みになっています。

利用明細書を確認した時点でゴミとして捨ててしまう人も多いですが、ショッピング保険を利用する際に利用明細書が無いと保険が適用されないというケースがあります。

約30日間ごとに送られてくる利用明細書ですが、ショッピング保険の補償期間は90日間となっているケースが多いため、利用明細書を捨ててしまうと本来はショッピング保険が適用される状況でも利用することができなくなる恐れがあります。

利用控え(利用明細)は最低でも90日間は保管しきましょう。

自己負担金

ショッピング保険は適用される際に自己負担金が発生するケースが多いです。

つまりショッピング保険は購入金額に対して100%の補償を受けることはできず、一部は自己で負担する必要がある場合が多いということになります。

ショッピング保険が適用されるクレジットカードの種類によっても異なりますが、一般的には年会費が無料のカードと有料のカードで大きく線引きされていることが多いです。

年会費無料と年会費有料、その両者のショッピング保険の自己負担金の違いの例を見てみましょう。

年会費無料のカードの例

年会費無料のクレジットカードに付帯されているショッピング保険の自己負担金は10,000円に設定されていることが多いです。

この金額は補償される金額から引かれるという仕組みになっているため、例えば10万円の商品の補償を受ける場合には自分で1万円を支払って10万円の補償を受けるという仕組みです。

ショッピング保険を利用する際に発生する費用のような扱いになっているので、1万円以下の商品の補償を受ける場合には損をしてしまう場合もあります。

年会費無料のクレジットカードではショッピング枠の利用限度額も低く設定されているケースが多いため、ショッピング保険を利用する際には十分注意するようにしましょう。

年会費有料のカード

年会費が有料のクレジットカードでは、自己負担金が3,000円に設定されているケースが多いです。

年会費が有料になるとショッピング保険の補償額についても大きく設定されている場合が多いため、利用者のメリットが大きくなります。

年会費を支払ってカードを使ってくれる利用者に対してのサービスとなっているので、無料のクレジットカードと比べると優遇されています。

年会費無料で充実したショッピング保険が付帯されたクレジットカード

最後に、年会費無料でショッピング保険が付帯されているクレジットカードを2つ、例としてご紹介します。

セディナカード

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セディナカードは種類によっても異なりますが、ショッピング保険の補償金額が50万円~500万円となっています。

補償期間は90日間もしくは180日間の2パターンで、最も高ステータスのセディナプラチナカードのみ90日間の補償期間となります。

自己負担額はカードの種類を問わずに1件に付き3,000円なので、ショッピング利用を目的にクレジットカードが欲しい方におすすめのカードと言えます。

イオンカードセレクト

イオンカードセレクト

  • VISA
  • JCB
  • MasterCard
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イオンカードセレクトはイオン銀行が提供しているクレジットカードです。

ショッピング保険の補償期間は180日間とかなり長く、限度額は年間50万円まで、自己負担額は一件あたり5,000円です。

注意点としては、保険対象となるのが5,000円以上の商品のみなので、5,000円未満の商品は対象外となります。

ちなみにイオンカードセレクトのショッピング保険は、名称がショッピングセーフティ保険となっています。

まとめ

いかがでしたか?今回はショッピング保険や盗難紛失保険の魅力や適用外となるパターンなどをご紹介しました。

クレジットカードの保険は不要だという人は多くなっていますが、一般的な保険会社が提供する保険のように加入する際に保険料が発生するような仕組みになっているケースは少ないです。

言い換えると無料で利用することができる保険なので、仕組みをキチンと理解していれば様々なケースで役立つサービスと言えます。

正しい知識を身に付けて便利且つ安全にクレジットカードライフを送れるように心がけましょう。

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