日本だけでも年間1兆円の売上を軽く超える超巨大ECサイト「Amazon」。
よく使うからこそ、クレジットカードでお得&スピーディにしたいですよね。
結論からまとめると…
- Amazon公式クレカよりお得なクレジットカードがある
- JCB CARD W、Orico Card THE POINTなら年会費無料でAmazon Mastercard クラシックを上回る還元率
- ポイント交換の手間をかけたくない場合は公式カードも○
- プライム会員にも加入するならAmazon Mastercard ゴールドもあり(ただし入会特典はない)
このページではAmazonで本当にお得なおすすめクレジットカードを徹底比較しました。
Amazonでクレジットカードを賢く使いこなしたい方は必見ですよ!
気になるトピックをタップ!
Amazonでお得!クレジットカードおすすめ4枚を比較
Amazonは楽天市場などと違い、ECサイト利用としてのポイントはあまり貯まりません。(対象の商品が一部ある程度)
お得にAmazonを使うにはクレジットカードの還元率が肝になるわけですが、まずはAmazonでのポイント還元率が高い鉄板クレジットカードを比較してみましょう。
しかし、Amazonでの利用は特約がないため1.0%のまま。楽天市場派にはピッタリですが、Amazon派には少し物足りない還元率ですね。
Amazonで高還元率のクレジットカードを比較
年会費 | Amazonでの還元率 | プライム会員権 | その他店舗の優待 | ポイントの使い道 | |
---|---|---|---|---|---|
![]() | 無料 | 2.0%~ | なし | ◎ | ◎ |
![]() | 無料 | 2.0%~ | なし | ○ | ◎ |
![]() | 1,250円(税別) (年一回使えば翌年無料) | 1.5%~2.0% | なし | × | × Amazonのみ |
![]() | 10,000円(税別) (最大6,000円+税割引) | 2.5% | あり | × | × Amazonのみ |
結論から言うと、「サブカードだからAmazonでしか使わない!」と断言できる方はAmazon公式クレジットカードもありかな?という印象です。
各カードの細かなスペックやくわしい選び方は後述しますが、
- 日常使い&Amazonでもお得→JCBカードW/オリコカードザポイント
- Amazonでしか使わない→Amazon MasterCard
と考えてよさそうですね。
一枚ずつ、Amazonでの強みなどを見ていきましょう。
JCB CARD W
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1.00~5.50% |
- お得カードを持ちたい39歳以下の人
- Amazonをよく利用する
- QUICPayやApple Payも使いたい
- セブンイレブンによく行く
- メリット
- デメリット
- プロパーながら通常ポイント還元率1.0%
- Amazonやセブンイレブンなど多くのシーンで2.0%以上の超高還元率
- 年会費無料なのに海外旅行保険が付帯
- ETCカードや家族カードも無料
- 男女ともに定評のあるデザイン
- 女性向けの特典や保険を追加できる「JCBカードW PLUS L」も
- QUICPayと相性抜群、Apple Payなども利用可
- 申し込みは39歳以下&WEB限定
- 利用明細はWEBやアプリのみ
- ANA、JAL両マイルに交換できるがレートは少し低め
- VISAやMasterCardと比べると海外では使えない地域も
- 敷居は低めなのでステータスは高くない
JCBプロパーながら、年会費無料で高いポイント還元率を誇る一枚。
Amazonでは還元率2.0%(入会後3ヶ月間は3.0%)と、年会費無料カードではトップクラスの還元率になります。
実店舗にも強いクレジットカード
「JCB original seriesパートナー」加盟店での利用でポイント特約があるので、Amazon以外にも多くのシーンに強いクレジットカードです。
たとえば以下のような実店舗でも超高還元率に。
- セブンイレブン:2.0%
- スターバックス:5.5%
- エッソ・モービル・ゼネラル:1.5%
- その他いろいろ
Amazonで2.0%にするにはJCBのOkiDokiランドを経由する必要がありますが、これがあることによって楽天市場やYahoo!ショッピング、ヤフオクでも1.5%以上の高還元率になります。
ポイントはAmazonで使える!
JCBカードWで貯まるポイントはOkiDokiポイント。
OkiDokiポイントは「Amazonパートナーポイントプログラム」に登録すると、1ポイント=3.5円分としてAmazonで利用できます。
しかし、プリペイドカード「JCB PREMO」に交換することで1ポイント=5円分としてAmazonで使えるので、その方がお得ですね。(くわしくは後述します)
20代以下ならJCB CARD EXTAGEも!
18~29歳限定のJCB CARD EXTAGEは、Amazonでのポイント還元率が2.25%に。
ただし以下のようなデメリットもあります。
- 5年の初回更新時に再審査→JCB一般カードに
- 通常還元率は0.75%
「本当はJCB一般カードが欲しいけどAmazonをお得にしたい」という20代の方以外は、JCB CARD Wの方がいいでしょう。(JCB CARD Wは39歳までに申し込めば40代、50代になっても所有できるので、サブカードとしても重宝します)

比較的新しいカードなので知名度は高くありません。しかし、いざ使ってみたらあまりにオトクで「このカードは誰にも教えたくない」と思うかもしれません。39歳以下の全ての方、特にAmazonを使う人には絶対的な自信を持ってオススメしたい一枚です。実益を求めるクレバーなあなたの頼もしいパートナーとなるでしょう。
Orico Card THE POINT
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1.00~2.00% |
- Amazonをよく利用する
- 年会費無料の高還元率カードがほしい
- QUICPayやiDを使いたい
- ポイントの使い道が多い方がいい
- メリット
- デメリット
- 通常1.0%の高いポイント還元率
- Amazon等の大手ECサイトで2.0%以上も
- 数多くの共通ポイント、JALやANAマイル、Amazonギフト券など交換先が多種多様
- iDとQUICPayを両方搭載する稀有な一枚
- Apple PayやGoogle Pay、楽天ペイも利用可
- ETCカードや家族カードを無料で発行可
- 審査基準が比較的やさしい(学生や主婦も可)
- 券面がブラックで高級感がある
- 還元率アップ対象の実店舗はない
- ポイント有効期限が1年と短い
- 旅行保険は付帯されない
- ポイントアップの通販はオリコモール経由が必要(面倒な場合はJCBカードWが◎)
- Amazonより楽天派は楽天カードの方がお得
Orico Card THE POINT(オリコカードザポイント)は年会費無料×高還元率カードの代表格、その一角を担うクレジットカードです。
とりわけネット通販に強く、Amazonでも2.0%以上のポイント還元率を実現できる一枚ですね。
オリコモール経由で超お得
ネット通販の際にオリコモールを経由することで、Amazon2.0%の他にも楽天市場やYahoo!ショッピング、ヤフオクなどの大手ECサイトでも2.0%以上になります。
オリコモールはかなりお得で便利なクレジットカードですが、以下のようなデメリット(注意点)は把握しておきましょう。
- 毎回オリコモールからクリックする必要がある
- オリコモールから遷移後に、Amazonで商品にカートを入れる必要がある
- オリコモールのポイント獲得は商品発送から約4か月後
慣れれば大したことはないですが、特に「Amazonのカートに商品が残っていた」というのは気を付けてください。
- オリコモール利用:オリコカード所有者のみ
- オリコモール経由の決済:オリコカードに限らない
オリコカードザポイントを持っていれば、オリコモールを経由した時点で1.0%上乗せされます。
たとえば経由先のAmazonでJCBカードWを使うと1.5%なので、1.0%分のオリコポイント+1.5%分のOkiDokiポイント=合計2.5%にすることも可能です。
オリコポイントは使い勝手が◎
オリコカードザポイントの利用によって貯まるオリコポイントは、使い勝手の良いポイントプログラムとしても知られています。
ほんの一例ですが、以下のように豊富な交換先が魅力ですね。
交換ポイント数(最小) | 交換先(最小) | |
---|---|---|
Amazonギフト券 | 500ポイント | ⇒500円分 |
Tポイント 楽天スーパーポイント dポイント Pontaポイント WALLETポイント | 1,000ポイント | ⇒1,000ポイント |
ANAマイル | 1,000ポイント | ⇒600マイル |
JALマイル | 1,000ポイント | ⇒500マイル |
Edyギフト nanacoギフト WAONポイント | 1,000ポイント | ⇒1,000円分 |
iTunesギフト Google Playギフト | 1,000ポイント | ⇒1,000円分 |
ポイントの交換も非常にスピーディで、使いたいときに汎用的&スムーズに使えると好評です。
唯一のデメリットはポイント有効期限が1年間と短く、自動延長もされない点ですが、迷ったら有効期限10年間のAmazonギフトに交換しておくのもありでしょう。
Amazonに限った話ではありませんが、ネット通販はクレジットカードを登録しておくと次回以降の会計がスピーディになります。Amazonはワンクリックですよね。
Amazonはセキュリティにも定評があるので、どこぞのネットショップにカード登録するよりは断然安心感はあります。仮にAmazonほどのECサイトが情報漏えいしたら世界的なビッグニュースになりますね…。
しかし、万が一不正利用されたときにも補償があると安心ですよね。(JCBカードWもオリコカードザポイントも付いています。)
Amazon MasterCard クラシック
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 1,250円 | 1.00~1.50% |
- プライム会員で、Amazonをよく利用する
- Amazonでの買い物用カードがほしい
- 急ぎでAmazonでカード決済したい
- メリット
- デメリット
- Amazonで1.5%、プライム会員なら2.0%の高還元率
- Amazonポイントが直接貯まる
- マスターカードなので世界中で使いやすい
- 審査は比較的やさしく、即時審査サービスもあり
- 3万円まで使えるテンポラリーカードは即時発行可
- Amazon以外での使い道が乏しい
- 旅行保険が付帯されない
- 入会キャンペーンのポイントをもらえない事例あり
- 電子マネーチャージでポイントが付かない
- サポートの評判はあまりよくない
通常 | 備考 | |
---|---|---|
年会費 | 1,250円(税別) (初年度無料) | 年一回以上の利用で 翌年無料 |
ポイント還元率 | 通常1.0% Amazonで1.5% | プライム会員なら Amazonで2.0% |
プライム会員権 | なし | |
ポイント有効期限 | 1年間 | 変動した日から 1年後に自動延長 |
Amazon公式クレジットカード「Amazon MasterCardクラシック」は、三井住友カードと提携して発行されています。段ボール調のデザインがちょっとお洒落ですね。
年会費は1,250円(税別)ですが初年度は無料で、年に一回使えば翌年無料なので、使っていれば実質無料になります。
即時審査サービスあり
Amazon公式クレジットカードは、機械による即時審査サービスを受けられます。(一人一回まで)
条件は以下のとおり。
- 受付時間は9時~19時
- 満20歳以上のみ
- 申し込み時に指定の支払い口座を登録すること(対応銀行一覧はこちら)
約3分で限度額3万円の「Amazonテンポラリーカード」が発行されるので、Amazonギフト券の購入以外はすぐにAmazon内で利用できます。
そのあと簡易書留でプラスチックの本カードが届いたら、Amazon以外でも使えるようになります。(限度額もアップします)
ポイントはAmazonで1ポイントから使える
Amazon公式クレカの利用で貯まるポイントは、Amazonポイント。
Amazonアカウントと紐づくので自動的にAmazonのサイトに反映され、1ポイントから1円分として使えるのが大きな利点です。(楽天カード&楽天サービスと同じイメージです)
たとえば1,098円の端数、98円分のみポイントから充当するような使い方もできますね。
デメリットも多い
純粋にクレジットカードとして考えた場合、他のカードと比較するとデメリットも多い一枚です。
ざっと挙げるだけでもこれくらいあります。
Amazon専用のサブカードとしては選択肢に入りますが、それでもJCBカードWやオリコカードザポイントで同等かそれ以上のポイント還元率になるので、ちょっと用途が見えにくい一枚かもしれません。
Amazon MasterCard ゴールド
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
10,000円 | 10,000円 | 1.00~2.50% |
- プライム会員で、Amazonをよく利用する
- Amazonでの買い物用カードがほしい
- 急ぎでAmazonでカード決済したい
- メリット
- デメリット
- Amazonで2.5%のポイント還元率
- Amazonプライム会員権付き
- Amazonポイントが直接貯まる
- マスターカードなので世界中で使いやすい
- 即時審査サービスもあり
- Amazonで3万円まで使えるテンポラリーカードは即時発行可
- 年会費を最大約6,000円割引可
- Amazon以外での使い道が乏しい
- 入会特典は特にない
- 年会費を大きく割引するならリボ登録が必要
- 電子マネーチャージでポイントが付かない
- サポートの評判はあまりよくない
- ゴールドカードだが空港ラウンジ特典は付帯なし
クラシック | ゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 1,250円(税別) (実質無料) | 10,000円(税別) (※) |
ポイント還元率 (通常) | 1.0% | 1.0% |
ポイント還元率 (Amazon) | 1.5% (プライム会員なら2.0%) | 2.5% |
プライム会員権 | なし | あり |
Amazon公式の「Amazon MasterCard ゴールド」最大の特徴は、Amazonで常時2.5%の還元率とプライム会員権ですね。
その他にも以下のような特典もあります。
- 国内の主要空港ラウンジ
- 国内&海外の旅行保険
ただ、一般的なゴールドカードには上記特典に加えて他にもいろいろ付いているので、正直なところ見劣りはします。
Amazon MasterCard ゴールドの大きなネックが10,000円(税別)の年会費。
せっかくAmazonで2.5%+プライム会員権があっても、年会費分で損をするのでは…?という懸念はあるでしょう。
Amazonプライム会員の年会費の値上がり
2019年4月11日、Amazonプライム会員の年会費は3,900円→4,900円に値上がりしました。
ただ受けられるサービスもどんどん拡充されているので、使いこなす方にはまだまだ割安と言えます。
主なプライム特典 | 各prime特典の概要 |
---|---|
prime delivery | ・primeマーク表示商品で、お急ぎ便や日時指定が何度でも利用可(追加料金なし) ・注文金額に関係なく、Amazonからの通常配送料が無料 |
prime video | ・NetflixやHuluのような動画配信サービスを利用可 ・海外ドラマやアニメ、オリジナルのバラエティ番組なども豊富 |
prime reading | ・数百種類の書籍や漫画、雑誌が読み放題 (月額980円の「kindle unlimited」なら数百万冊以上) |
prime music | ・Apple MusicやSpotifyのような定額音楽配信サービスを利用可 (数千万曲以上が聴き放題のamazon music unlimitedも特別価格になる) |
Amazon Photos | ・Google Photoのようなクラウドフォトストレージサービス ・プライム会員の場合は自分以外の5人まで無制限のストレージ招待なども可 |
prime now | ・Amazonの商品を最短2時間で届けてくれるプライム会員向けサービス ・専用のスマホアプリあり |
タイムセールの優先参加 | ・数量限定のプライム会員先行タイムセールに参加できる |
代表的なものでもこれだけ…。
プライム会員の年会費は値上がりしましたが、Amazon MasterCard ゴールドの年会費は変わっていません。1,000円分は実質安くなったという見方もできますね。
年会費は条件付きで割引できる
とはいえAmazon MasterCard ゴールドの年会費は10,000円(税別)。ゴールドカードに相
応しい年会費ですが、条件を満たすことで割引が可能です。
- 申し込み時に支払い方法で「マイ・ペイすリボ」を選び年一回以上利用:2年目以降5,000円(税別)割引
- 紙の利用明細を停止→WEB明細に切り替え:2年目以降1,000円+税割引
元々プライム会員になるつもりならプライム年会費の4,900円も実質割引と言えるので、「10,000+税-5,000+税-1,000+税-4,900=-500」となり、年会費分が無料どころかお釣りがくる計算になります。
ただしリボ払いには要注意!
注意点として、実際にはマイ・ペイすリボの選択はおすすめできません。
vpassからリボ払いの毎月の支払い額を設定し、その範囲内で使えば手数料は発生しませんが、
- 利用額が支払い設定額を上回る
- つい使いすぎて普通にリボ払いにした
こんな状況になると高いポイント還元率の意味がなくなります。
リボ払いからドツボにハマる人も非常に多いので、しっかり管理できる自信がある人以外は「触らぬ神に祟りなし」ですよ。
Amazonでお得なクレジットカード選びに困ったら…
前述したおすすめ4枚はいずれもAmazonでお得なクレジットカードですが、ポイント還元率が最も高いのは2.5%のAmazon MasterCardゴールド。
ただし、Amazonで使う金額によっても一番お得なカードは変わりますし、使い道の豊富さや審査難易度も各カードで異なることには注意が必要です。
Amazonでポイント還元率の高いクレジットカード選びに迷ったら、切り口を変えて比較してみましょう。
Amazonの年間利用額から考える
まずはAmazonの年間利用額から、お得なクレジットカードを考えてみましょう。
下の表のカッコ内の数字は、貯まるポイントからAmazonプライム年会費を引いたものです。
Amazon MasterCard ゴールドはAmazonプライムが含まれるため、「カードの年会費-4,900円(Amazonプライム年会費)」を引いた数字ですね。(割引は含まない)
5万円利用で 貯まるポイント | 15万円利用で 貯まるポイント | 35万利用で 貯まるポイント | 50万円利用で 貯まるポイント | |
---|---|---|---|---|
![]() | 750 (-4,150) | 2,250 (-2,650) | 5,250 (+350) | 7,500 (+2,600) |
![]() | 1,000 (-3,900) | 3,000 (-1,900) | 7,000 (+2,100) | 10,000 (+5,100) |
![]() | 1,000 (-3,900) | 3,000 (-1,900) | 7,000 (+2,100) | 10,000 (+5,100) |
![]() | 1,250 (-4,650) | 5,000 (-900) | 8,750 (+2,850) | 12,500 (+6,600) |
比較してみると、Amazonでの年間利用金額が5万円以下の場合はオリコカードザポイントやJCBカードWがよさそうですね。
Amazon MasterCard クラシックはプライム会員だと2.0%になるので、実際にはオリコカードザポイントやJCBカードWと同じ数字になります。
ある程度Amazonをよく使う人は純粋な数字ではAmazon MasterCard ゴールドがお得です。
他の状況での利用も考えると…?
ただ、ここでも気を付けたいポイントがあります。
それはAmazon公式クレジットカードの特約はAmazonだけですが、オリコカードザポイントやJCBカードWは他にもお得になるシーンが多くあるということ。
いずれも楽天市場やYahoo!ショッピングでも1.5%以上、JCBカードWに至ってはセブンイレブンで2.0%、スタバで5.5%という強烈なポイント還元も。
汎用性も考えるとやはりJCBカードWやオリコカードザポイントがおすすめです。
プライム会員なしなら?
Amazonプライム会員は必要ないかな…という場合は、間違いなくJCBカードWやオリコカードザポイントに分があります。
先ほどの表をAmazonプライム年会費抜きでもう一度見てみましょう。
5万円利用で 貯まるポイント | 15万円利用で 貯まるポイント | 35万利用で 貯まるポイント | 50万円利用で 貯まるポイント | |
---|---|---|---|---|
![]() | 750 | 2,250 | 5,250 | 7,500 |
![]() | 1,000 | 3,000 | 7,000 | 10,000 |
![]() | 1,000 | 3,000 | 7,000 | 10,000 |
![]() | 1,250 (-9,550) | 5,000 (-5,800) | 8,750 (-2,050) | 12,500 (+1,700) |
非prime会員の場合はAmazon MasterCardクラシックは1.5%なのでポイント還元率で劣り、Amazon MasterCard ゴールドの年会費をペイするには年間50万円近く使う必要があります。
(そもそもプライム会員権がつくのに使わないのは勿体なさすぎですが)
ポイントの使い道から考える
年会費無料×高還元率の二枚とAmazon公式クレカでは、ポイントの使い道にも大きな違いがあります。(下の表ではAmazon MasterCardゴールドを省いていますがクラシックと同様です)
ポイントの使い道 | Amazonでのポイント利用方法 | |
---|---|---|
![]() | Amazonのみ | Amazonで直接利用可 |
![]() | 各種共通ポイント JAL/ANAマイルなど多数 | Amazonギフト券への交換 (500P→500円分) |
![]() | 各種共通ポイント JAL/ANAマイルなど多数 | JCB PREMOに交換 (1P→5円分) または Amazonで直接OkiDokiポイント利用 (1P→3.5円分) |
- Amazonだけで使う→Amazon公式クレカが最も楽
- Amazonを含め臨機応変にいろいろ使う→オリコカードザポイントorJCBカードW
ポイントの使い道で選ぶならこんな具合で考えるのがおすすめです。
ポイントをAmazonで使えるクレジットカードや方法については下記記事をご覧ください。
審査難易度から考える
クレジットカードは券種によって審査の基準や難易度が異なります。
審査の通りやすさで選ぶなら、クレマイ編集部が口コミやアンケートから推測する限りでは次のような順序で考えています。(※)
- オリコカードザポイント
- JCBカードW
- Amazon MasterCard クラシック
- Amazon MasterCard ゴールド
オリコカードザポイントは収入のない専業主婦の方でも通った事例があり、JCBカードWはプロパーですが39歳以下限定カード。
一方でAmazon公式クレカは三井住友カードとの提携なので、それなりの社会的信用は求められるのが自然でしょう。
特にゴールドの方は審査落ちの事例も多くありました。
※実際の審査難易度とは異なる場合があります。
番外編:Amazon利用でマイルを貯める!おすすめクレジットカード2選
Amazonでの純粋なポイント還元率で選ぶなら先述の4枚のようなクレジットカードがおすすめですが、やや変わり種としておすすめできるクレジットカードもあります。
JAL一般カード(JALマイラー向け)
- メリット
- デメリット
- JMB会員証を兼ねたクレジットカード
- JALカード特約店で還元率が最大4倍(2.0%)
- フライトマイル付与が10%ボーナス
- JALマイレージモールのネット通販でマイル上乗せ(Amazonなど多数)
- 国際ブランドを3種類から選べる
- WAONオートチャージ可(ポイント二重取りも)
- 初年度無料で試せる
- Apple Pay、楽天ペイも利用可
- 海外、国内旅行保険の補償対象が限定的
- ポテンシャルを最大限引き出すには年会費別途3,240円が必要(JALショッピングマイルプレミアム)
- 家族カードも年会費あり(初年度無料)
- JCB以外はETCカード発行手数料あり
- 発行までそれなりに時間がかかる
言わずと知れた航空会社「JAL」の公式クレジットカードの中で、最もベーシックな一枚。JALマイルを貯めるなら持っておきたいカードですね。
Amazonで1.5%のJALマイルが貯まる
JALカードの通常ポイント還元率は0.5%ですが、年会費3,000円(税別)を支払って「ショッピングマイルプレミアム」に入会すれば、基本還元率は倍の1.0%になります。
さらに「JALマイレージモール」を経由してAmazonで利用することで0.5%が加算され、合計1.5%の高還元率に。
1マイルの価値は2~5円とも言われるので、そう考えるととんでもない還元率と言えますね。
他カードでAmazon利用→マイルを貯める場合との比較
たとえばAmazonで最大2.0%~のオリコカードザポイントは、貯めたポイントをANA&JALの両マイルに交換できます。
交換レートは50%(1,000ポイント→500JALマイル)なので、実質還元率は1.0%に。
ポイントをAmazonギフトに交換したり買い物に使ったり、ANAやJALのマイルに交換したり…という場合はオリコカードザポイント、「AmazonでJALマイルを貯めるぞ!」という場合はJALカードがおすすめですね。

JALのクレジットカードの定番。しっかりJALマイルを貯めるなら「ショッピングマイル・プレミアム」はマストです。年会費は別途でかかりますが、通常1.0%~特約店で2.0%になったり、フライトマイルも優遇されたりと相当なハイパフォーマンスになります。上位カードや会員制度も豊富なので、長い目で育てていきたいカードとも言えるでしょう。とにかくJALマイルを貯めるなら持っておきたい一枚です。
SPGアメックスカード(ANAマイラー向け)
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
31,000円 | 31,000円 | 1.00~1.25% |
- マリオット系列のホテルをよく使う
- マイル還元率の高いカードがほしい
- 旅行や出張の機会が多い
- メリット
- デメリット
- 持つだけでMarriott Bonvoyのゴールド会員資格取得
- 次年度以降、継続する度に無料宿泊特典をもらえる
- 実質ポイントの有効期限がない
- ANA/JAL両マイル還元率が非常に高い
- アメックスながらマイル交換上限なし
- 手厚い海外旅行保険が自動付帯
- 空港送迎サービスなど、旅行系特典も豊富
- 年会費が高め(それ以上の恩恵は受けやすい)
- プライオリティパスが付帯されない
- ステータスカードとしての認知度は高くない
- アメックスゴールド系の特典で使えないものもある(招待日和など)
- 海外の地域によっては使えない場合も
SPGアメックスは高級ホテルグループとアメックスの提携カードです。
マイル還元率は最大1.25%
SPGアメックスは実質1.0%以上の還元率で有効期限のないポイントが貯まり、無料宿泊特典や、ANA・JALを含むさまざまな航空会社のマイルにも交換できます。
ANAマイルに交換する際は、6万ポイントを一遍に交換するとボーナスポイントがもらえるので、還元率は驚異の1.25%に。
Amazonでさらに高還元率にする裏ワザも
陸マイラー御用達の方法ですが、ANA To Me CARD PASMO JCB(通称ソラチカカード)を持っていればさらにマイル還元率を引き上げられます。
ざっくり解説すると、
- LINEショッピングを経由してAmazonで買い物
- SPGアメックスのポイント+1.0%のLINEポイント付与
- LINEポイントをソラチカカードのメトロポイントに交換(1,000ポイント→900ポイント)
- メトロポイントをANAマイルに交換(100ポイント→90マイル)
- SPGアメックスのポイントもANAマイルに交換(1.0~1.25%)
- Amazonの利用で実質2.06%分のANAマイルが貯まる
という方法です。ショッピングでANAマイルを貯めたい人はソラチカカードは必携の一枚と言えますね。

7,000以上のホテルを持つ、世界最大級の高級ホテルグループとアメリカン・エキスプレスが提携したラグジュアリーなクレジットカード、通称SPGアメックス。このカードを持つだけでMarriott Bonvoyのゴールド会員資格も得られ、継続の度に無料宿泊特典なども。マイルを貯めたい方、旅行好きな方に自信をもってオススメできる一枚です。
Amazon×クレジットカードのよくあるQ&A
使う人にとっては手放せないほど便利な巨大通販サイト、Amazon。クレジットカードを登録すれば買い物がスピーディ&お得になります。
ここではAmazon×クレジットカードにまつわるよくある質問をまとめてみました。
Amazonって分割払いに対応してるの?
2018年8月、Amazonではクレジットカードでのみ分割払いに対応しました。
以下の手順でリボ払いも可能です。
- Amazonに登録したクレジットカードで一括購入
- クレジットカードの会員サイトやアプリでリボ払いに変更
分割払いもリボ払いもAmazon側からの手数料はありませんが、クレジットカード側で手数料が発生するので注意しましょう。
ポイントをAmazonで使えるクレジットカードは?
クレジットカードのポイントをAmazonで使う主な方法は以下の4種類があります。
- ポイント→Amazonギフト券に交換
- ポイント→Amazonで使える電子マネーに交換
- dポイント→Amazonでd払い(ドコモユーザーのみ)
- Amazon公式クレジットカード→Amazonポイント
Amazonポイントが直接貯まるクレジットカードは、Amazon公式の「Amazon MasterCard」のクラシックとゴールドの二券種のみ。
各方法を実現できるクレジットカードや、くわしい手順は以下の記事でまとめてあります。
Amazonにクレジットカードを登録するのは危険?
ネット上にクレジットカードを登録するのは少し怖いですよね…。
クレジットカードは氏名、カード番号とセキュリティ番号、有効期限の情報を盗まれたら不正利用されることになります。
しかし、Amazonで情報漏えいが起きれば世界的な大ニュースです。当然Amazonもセキュリティには常に相当な経営資源を投下しているでしょう。
Amazonで使ったクレジットカードはアカウントに登録されてしまうので、不安な場合はAmazonアカウントに登録したクレジットカードを削除することも可能です。(手順はAmazon公式サイト参照)
ただ万が一不正利用されたとしても、すぐにクレジットカード会社に連絡すればしっかりと対応してくれますよ!
Amazon公式クレジットカードの入会キャンペーンは?
2019年4月現在、Amazon公式クレジットカード「Amazon MasterCard」の入会キャンペーンは以下のように捉えるといいでしょう。
- クラシック:5,000ポイント(※)
- ゴールド:なし
※実際には2,000ポイントしかもらえなかったという事例も多い。
ゴールドも不定期で行なわれていますが、基本的にはキャンペーンなしの傾向があります。
楽天カードなどの入会キャンペーンと比べると見劣りはしますが、以下のように発行するのも一つの手です。
- クラシック発行で入会キャンペーンのポイント獲得
- クラシック→ゴールドに切り替え
Amazon MasterCard クラシック→ゴールドへの切替は?
Amazon MasterCardクラシックとゴールドでは審査基準が異なるため、当然ながら審査はありますが変更は可能です。
ただしカードの番号は変わるため、Amazonなどの通販サイトでは登録のし直しが必要になります。
まとめ
このページではAmazonでの利用でポイント還元率が高いクレジットカードを徹底比較してみました。
最後にもう一度、要点をおさらいしておきましょう。
- AmazonでおすすめなのはJCBカードWかオリコカードザポイント(2.0%~)、またはAmazon公式クレカ(1.5%~2.5%)
- AmazonヘビーユーザーのAmazon専用カードでない限り、JCBカードWやオリコカードザポイントがおすすめ
- プライム会員特典がつくのはAmazon MasterCardゴールドのみ
- Amazon MasterCardゴールドは年会費を割引できるが、リボ払いの扱いには厳重注意が必要
- Amazonでマイルを貯めたい人はJAL一般カードやSPGアメックスがおすすめ
使う機会が多いAmazonだからこそ、高還元率のクレジットカードを使って賢くお得にしましょう。