楽天カードのゴールドカードは2種類あります。
「楽天ゴールドカード」とさらにその上に「楽天プレミアムカード」です。
この二つは券面も酷似しており、ラウンジ特典などサービス面も似ているので、どこがどう違うかよくわかりませんよね。
そこでこの記事では、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの違いを比較して、どっちを選ぶべきかを解説します。
どちらにするか迷っている人・切り替えを検討している人は必ず参考になりますよ!
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---|---|---|
年会費 | 2,200円(税込) | 11,000円(税込) |
基本還元率 | 1.0% | 1.0% |
楽天市場還元率 | 5.0% | 5.0% |
空港ラウンジ特典 | 国内主要29空港 | 世界1,200カ所以上 (プライオリティ・パス) |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 (利用付帯) | 最高5,000万円 (自動付帯) |
審査難易度 | C | B |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB | VISA/Mastercard/JCB/アメックス |
入会キャンペーン | 5,000〜10,000ポイント | 7,000〜13,000ポイント |
ETCカード | 無料 | 無料 |
家族カード | 540円 | 540円 |
他にも楽天カードにはいろいろな種類があるので、きになる方はこちらも併せてご覧ください。
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楽天ゴールドカード→楽天プレミアムカードにする2大メリットと損益分岐点
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの大きな違いを表にまとめてみました。
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年会費 | 2,200円(税込) | 11,000円(税込) |
空港ラウンジ特典 | 国内主要29空港 | 世界1,200カ所以上 (プライオリティ・パス) |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 (利用付帯) | 最高5,000万円 (自動付帯) |
年会費が2,200円(税込)→11,000円(税込)と高額になった分、以下の2つのメリットが生まれます。
- 海外の空港ラウンジを無料で使える
- 海外旅行保険の補償額が充実し、利用付帯→自動付帯に
他にも違いはいろいろありますが、まずは空港ラウンジと海外旅行保険だけを考えればOKです。(くわしくは「楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの違いを7つの観点で比較」で後述)
メリット1.海外の空港ラウンジを無料で使える
楽天プレミアムカードの空港ラウンジ特典は、楽天ゴールドカードと比較して大幅にグレードアップします。
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カードラウンジ | カードラウンジ 航空系ラウンジ | |
国内空港ラウンジ | 主要29空港 | 主要29空港 |
海外空港ラウンジ | ハワイ/仁川 | 1,200か所以上 (プライオリティ・パス) |
同伴者 | 有料 | 有料 |
家族カード 会員 | 無料 | 無料 (プライオリティ・パスは発行不可) |
楽天ゴールドカードで使える空港ラウンジは国内主要29空港とホノルル・仁川のみ。
使えるのはいわゆる“カードラウンジ”で、航空会社のラウンジと比較するとかなり内装はかなり質素。利用者数も多く混雑しており、“超快適”ということはないです。
- カードラウンジ:ゴールドカード保有者向け
- 航空会社のラウンジ:ビジネスクラス、ファーストクラス、上級会員向け
2018年に改悪があり、年間の利用回数に制限がかかってしまいました。
- 〜2018年8月31日:回数制限なし
- 2018年9月1日〜:年2回無料(以降1,100円(税込))
プライオリティ・パスが無料付帯
一方楽天プレミアムカードではそれらに加えて、世界中の高級空港ラウンジが使い放題の「プライオリティーパス」が無料で付帯します。

プレステージ会員になるには、普通は$429の年会費がかかりますが、楽天プレミアムカードでは完全に無料。
利用回数にも制限がなく、年会費1万円が格安に錯覚するほどコスパ抜群です。
メリット2.海外旅行保険が充実する
楽天プレミアムカードでは海外旅行保険も大幅にグレードアップ。
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付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
傷害死亡 後遺障害 | 2,000万円 | 4,000万円 (利用付帯:+1,000万円) |
傷害治療費用 | 200万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 200万円 | 300万円 |
携行品損害 | 20万円 | 50万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 3,000万円 |
救援者費用 | 200万円 | 200万円 |
利用付帯→自動付帯に
クレジットカードの旅行保険の適用条件には「利用付帯」と「自動付帯」の2種類あります。

楽天ゴールドカードは利用付帯なので、ツアー代金や飛行機代などを旅行前に決済する必要があり、忘れてしまうと保険が効かないなんてことも。
しかし、楽天プレミアムカードは自動付帯。事前の手続きは一切必要なく、カードを持って行くだけでOKなので気楽ですね。
国内旅行保険も付帯
利用付帯ですが、楽天プレミアムカードには国内旅行保険もついています。
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国内旅行保険 | なし | 利用付帯 |
死亡後遺障害 | – | 5,000万円 |
入院保険金日額 | – | 5,000円 |
通院保険金日額 | – | 3,000円 |
手術保険金 | – | – |
「国内の旅行で保険なんていらないよ…」という人が大半だと思いますが、無料ですしあるに越したことはないです。
“もしも”に備える転ばぬ先の杖ですね。
損益分岐点は算出しづらい
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードは基本還元率、および楽天市場での還元率は全く同じです。
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基本還元率 | 1.0% | 1.0% |
楽天市場還元率 | 5.0% | 5.0% |
楽天カードと楽天ゴールドの比較では、楽天市場での還元率で損益分岐点が割り出せたのですが、そうはいきません。
多少強引ですが、国内空港ラウンジの利用回数だけを基に割り出すとこんな感じですね。
- 年8回以下→楽天ゴールドカードのほうがお得
- 年8回以上→楽天プレミアムカードのほうがお得
とはいえプライオリティ・パスや海外旅行保険を考慮すると、もはや楽天プレミアムカードの価値はプライスレスな気もしますね。
結論:どっちを発行するべき?
還元率に差はなく、ポイント面での差はないです。
やはり空港ラウンジ特典と海外旅行保険を使いこなせるかどうか、つまり海外出張・旅行の頻度で決めるが良いと思います。
- 楽天市場だけ使う→楽天ゴールドカード
- 年2回以上海外出張・旅行をする→楽天プレミアムカード
- ステータスが高い方がいい→楽天プレミアムカード
- ビジネスカードが欲しい→楽天プレミアムカード
年2回以上海外に行く人は楽天プレミアムカード。

楽天カードの長所をさらに伸ばした強烈なゴールドカード。プライオリティ・パスが付くクレジットカードの中では最も年会費が安く、海外旅行保険も自動付帯で完備。ポイントも欲しい、ラグジュアリ―系のオプションも欲しい、そんな欲張りなあなたにオススメの一枚です。ワンランク上の毎日が待っているでしょう。
一方楽天市場でお得になるだけでいい、という人なら楽天ゴールドカードで十分です。

使い勝手の良い楽天カードがパワーアップしたゴールドカード。空港ラウンジが使えるほか、楽天市場で3.0%→5.0%になるので、単純計算で毎月9,000円以上を楽天市場で買い物するならこちらの方がお得ですね。コスパが非常に高いので、ステータスよりも実益重視の方におすすめの一枚です。
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの違いを7つの観点で比較
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの違いを一覧表にしてみました。
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---|---|---|
年会費 | 2,200円(税込) | 11,000円(税込) |
審査難易度 | C | B |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB | VISA/Mastercard/JCB/アメックス |
入会キャンペーン | 5,000〜10,000ポイント | 7,000〜13,000ポイント |
ETCカード | 無料 | 無料 |
家族カード | 540円 | 540円 |
空港ラウンジ特典や旅行保険以外にも違いがあるので、7つの点で比較していきます。
1.審査基準(難易度)で比較
クレマイでは、独自に口コミを調査し、クレジットカードを審査難易度G〜AAにランク分けをしています。
楽天ゴールドカード、および楽天プレミアムカードの審査難易度は次の通りです。
- 楽天ゴールドカード:審査難易度C
- 楽天プレミアムカード:審査難易度B
やはり楽天プレミアムカードの方が年会費が高い分、審査は難しめです。
しかし、最近(2019年7月)確認してみたところ、“楽天ゴールドカード独自の審査基準により発行させていただきます”に変更されていました。

以前からゴールド・プレミアム間では審査難易度に差がありましたが、今後は一層差が開く可能性がありそうですね。
申し込み条件は全く同じ
とはいえ申し込み条件は全く一緒で、両者とも「20歳以上で安定した収入があること」のみ。
楽天カードよりは若干難しめですが、ゴールドカードの中ではかなり優しめな方で、成人であれば主婦やアルバイトの方でも難なく発行できることでしょう。
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---|---|---|
公務員 | ◎ | ◎ |
経営者・会社役員 | ◎ | ◎ |
会社員 | ◎ | ○ |
個人事業主 | ○ | △ |
自由業 | ○ | △ |
専業主婦 | ○ | △ |
学生 | × | × |
パート・アルバイト | △ | △ |
無職 | × | × |
若干の差はあるものの、口コミを見る限り楽天ゴールドを取得できる人なら、プレミアムも大丈夫なはずです。
20歳を超えていたとしても、エラーが発生してしまいます。

審査時間:最短数10分〜(夜、土日は遅い)
ほとんどの人が機械によるスコアリング審査だけで終わるので、楽天ゴールドカード・プレミアムカードの審査時間はかなり早いです。
最短数10分〜5,6時間ほどで、「発行手続き完了のお知らせ」メールが届くでしょう。
ただし年収が少ない、不安定な職業、過去に延滞をしたなどでスコアリングの点数が基準値を下回った場合、人の手による審査に切り替わり、審査が1週間ほど長引くことがあります。
- 夜(17:30〜):翌日以降
- 土日祝:翌営業日以降
- キャンペーン期間:普段より長め
平日のお昼頃までに申し込めば、審査がスムーズに終わり1週間ほどで手元に届くので、早め早めの申し込みを!
2.国際ブランドで比較
選べる国際ブランドはそれぞれ以下のとおり。
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VISA | ◯ | ◯ |
Mastercard | ◯ | ◯ |
JCB | ◯ | ◯ |
アメックス | × | ◯ |
楽天ゴールドカードではアメックスブランドを選べませんが、楽天プレミアムカードはVISA・Mastercard・JCB・アメックス全てに対応。
ただ敢えてアメックスを選ぶメリットは特にないので、両者に大きな違いはないでしょう。
3.限度額で比較
楽天プレミアムカードは楽天ゴールドカードよりも最大限度額が高めに設定されています。
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---|---|---|
最低限度額 | 5万円 | 10万円 |
最高限度額 | 200万円 | 300万円 |
最低限度額が10万円と低めなのが気になるところですが、他のゴールドカードと比較しても多めの最大限度額です。
楽天カード利用時には限度額100万円を希望しても許可が降りなかった人でも、楽天プレミアムカード切り替え後に100万円に増枠のメールが届いたという話も。
必ず限度額がアップする保証はありませんが、上がりやすくなるのはほぼ間違いないでしょう。
4.見た目(デザイン)で比較
楽天ゴールド・プレミアムともに、楽天カードのようなお買い物パンダやバルセロナの券面はなく、通常デザインのみ。
楽天ゴールドカードの券面はややピンクゴールドよりで、楽天プレミアムカードと比較するとかなり薄いです。
楽天プレミアムカードが到着したので比較。
上:楽天ゴールドカード
下:楽天プレミアムカードロゴ変更がありましたので若干デザインも異なります。 pic.twitter.com/5AfrajujLb
— ひがしガシーン (@27_yutaka3) 2018年9月2日
「THE ゴールドカード」と言えるのは楽天プレミアムカードの方ですが、気取らなさから楽天ゴールドカード推しの人も多いみたいです。
楽天ゴールドカード見せてもらった
綺麗なピンクゴールド
プレミアムカードよりプレミアム感
この際、色逆にすればよかったのに
と言うかデザインも一新すればよかったのに#楽天ゴールドカード— E-0ten (@e_0ten) 2016年10月14日
5.入会キャンペーン特典で比較
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードのキャンペーンは、楽天カードのキャンペーンに比例して変動します。
直近の傾向ではこんな感じでしょうか。
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---|---|---|
通常時 | 5,000〜6,480ポイント | 10,000ポイント |
7,000ポイント時 (年7〜8回) | 9,000ポイント | 13,000ポイント |
8,000ポイント時 (年3〜4回) | 10,000ポイント | 15,000ポイント |
楽天プレミアムカードの方が常に4,000〜5,000ポイントほど多くもらえます。
しかし入会キャンペーンで年会費の差(8,640円)分は到底埋められないので、やはり空港ラウンジと海外旅行保険の特典が必要かで決めるのがいいですよ。
6.家族カードで比較
家族カードの年会費は楽天ゴールド・プレミアムともに540円。
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---|---|---|
本会員カード年会費 | 2,200円(税込) | 11,000円(税込) |
家族カード年会費 | 無料 | 無料 |
楽天プレミアムカードの家族カードではプライオリティ・パス特典こそつきませんが、その他のサービスはほぼ本会員カードと一緒。
海外旅行保険も最高5,000万円が自動付帯するので、楽天ゴールドの家族カードよりも遥かにコスパが高いですよ。
7.ETCカードで比較
楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードはどちらもETCカード年会費無料。発行手数料や解約手数料も一切かかりません。
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---|---|---|
ETCカード年会費 | 無料 | 無料 |
ETCカード発行手数料 | 無料 | 無料 |
ETCカード解約手数料 | 無料 | 無料 |
通常の楽天カードでは、楽天会員ランクがプラチナ・ダイヤモンド以上でなければ、年会費が540円かかったのでこれは嬉しいですね。
ETCカードでも通行料金100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントがしっかり貯まります。
さらに高速料金の割引サービスも受けられるので、現金で決済するよりよっぽどお得なので同時に申し込んでしまいましょう。
- 平日は朝(6時〜9時)30%〜50%OFF
- 土日祝は30%OFF
- 深夜(0〜4時)は30%OFF
- アクアライン74%OFF
楽天ゴールドカード→楽天プレミアムカード切り替え方法とキャンペーン
楽天ゴールドカードから楽天プレミアムカードに切り替える方法やキャンペーン、審査についてみていきましょう。
楽天ゴールドカード“へ”の切り替え方法は別記事にまとめています。
切り替え方法
楽天ゴールドカード→楽天プレミアムカードへの切り替えは、楽天e-NAVIから3ステップでかんたんにできます。
- 楽天e-NAVIにログイン
- 申し込み(カード/サービス)でカードの追加・切り替えを選択
- 楽天プレミアムカードを選択
あとはお手持ちの楽天ゴールドカードの情報を入力するだけです。
楽天ピンクカードや楽天ANAマイレージクラブカードへの切り替えは、手数料が1,100円(税込)かかるのでこれはメリットですね。
切り替え手数料 | |
---|---|
![]() | 1,100円(税込) |
![]() | 1,100円(税込) |
![]() | 無料 |
![]() | 無料 |
切り替え審査
楽天ゴールドカード→楽天プレミアムカードへの切り替えでも審査は行われます。
とはいえ申し込み条件なども同じなので、ほとんどの人が問題なく審査に通るはず。インビテーションがあれば尚更です。
は?一瞬で審査通ったんですけど…
ほんとに1分で…
ふぇぇ…(●・▽・●) pic.twitter.com/EgJK2C9nWY— 大宮こより*ゆる旅△ (@Omiya_Try) 2018年12月20日
ただし楽天ゴールドカードで返済遅延や延滞などをして、利用実績が悪い人は審査に落ちて発行できないこともあるので注意が必要です。
切り替えキャンペーン
楽天ゴールドカード→楽天プレミアムカードへの切り替えでも、キャンペーンで5,000ポイントもらえます。(他の楽天カードからの切り替えでも同様)
人によっては楽天ゴールドカードを挟んだ方が結果的に多くのポイントがもらえるかも。
通常時 | 3,520〜5,000ポイント |
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7,000ポイント時 | 4,000ポイント |
8,000ポイント時 | 5,000ポイント |
一方楽天ゴールドカードへの切り替えではキャンペーンは基本的にありません。 (稀に1,000〜3,000ポイントもらえることも。)
まとめ
今回は楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードを徹底比較し、切り替え方法まで解説しました。
あなたにぴったりのカードがどちらかわかりましたか?
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 主な違いは年会費と空港ラウンジと海外旅行保険
- 基本還元率や楽天市場での還元率は同じ
- 楽天ゴールドではアメックスブランド不可
- 入会特典は楽天プレミアムの方が4,000〜5,000ポイントほど多い
- ETCカード・家族カードはともに年会費無料
- 楽天プレミアムの方が若干審査が難しい
還元率に差はなく、ポイント面での差はないです。
やはり空港ラウンジ特典と海外旅行保険を使いこなせるかどうか、つまり海外出張・旅行の頻度で決めるが良いと思いますよ。
- 楽天市場だけ使う→楽天ゴールドカード
- 年2回以上海外出張・旅行をする→楽天プレミアムカード